2009.04.15
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カウラ訪問記1

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

3月25日から29日まで、生徒2名を引率してオーストラリアのカウラを訪問しました。訪問目的はもちろん、「カウラ事件」についての現地学習です。

関西空港からソウルのインチョン空港経由でシドニーへ。その後、シドニーセントラルステーションから電車に乗り、カトゥーンバで乗り換え。次の電車の待ち時間を使って世界遺産のブルーマウンテンズを見学。再び電車に揺られ、リスゴーという街へ。そこからは路線バスに乗り換えてバザーストという街に到着。そこで宿舎のオーナー(日本人)に迎えに来ていただき、ようやくカウラへ。関西空港を出発してから約30時間経過していました。

実は、バザーストまでは現地のガイドというか案内人がおらず、自力で行きました。これ、実は私にとってはすごいことなのです。というのも、私は海外旅行の経験がほとんどなく、かつ英語はほぼ話せません。この条件は生徒たちも同じ。電車の切符ひとつ買うのにも一苦労でした。おまけに、オーストラリアの電車は車内アナウンスがなく、今どこを走っているかは車窓から逐一確認しなければいけません。(日本の電車のサービスが良すぎなのかもしれませんが・・・)

ようやくバザーストから車に乗り、運転されているオーナーに軽く質問。「あのーカウラまでどのくらいの距離あるんですか?」すると、宿舎の方は「すぐそこの隣街ですよ。距離で言うなら100キロくらいかな?あ、たった1時間で着きますから。」さすがオーストラリア。距離感覚が日本と全く違います。

カウラの宿舎に着く頃、雨が降り出しました。するとオーナーは驚いて「3ヶ月ぶりの雨ですよ!今年は旱魃で水不足なんです。これは恵みの雨ですよ!」思いがけず早くも貴重な体験をしたようです。

日もすっかり落ちたころ、宿舎の外をみてびっくり!高い建物も山もないカウラの丘の上にひろがる星のじゅうたん!ミルキーウェイや数々の流れ星、そして日本では見ることのできない南十字星など自然のプラネタリウムを楽しむことができました。

先にも書きましたが、カウラでは水は貴重品。節水に心掛け軽くシャワーを浴びてこの日は就寝することにしました。翌日はかなりのハードスケジュールです。

それでは続きは次回お送りします。

写真1枚目はシドニーの市内電車
2枚目は世界遺産ブルーマウンテンズにある「スリーシスターズ」
3枚目はカウラで滞在した宿舎
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野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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