2009.03.23
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感動あふれる卒業式をつくろう!

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

3月18日(水)に兵庫教育大学附属小学校の卒業式が行われました。今年度は 77名の卒業生がありました。ちょうどこの文章が掲載される23日あたりは多くの学校で卒業式がとりおこなわれ、巣立っていく子どもたちはもとより、ここまで成長した姿を目の前にした保護者の皆様の感動の渦が巻き起こっているのではないでしょうか?

 本校の卒業式もその意味では同じなのでしょうが、本校の卒業式は表題の単元名の学習活動として位置づけています。
 ですから卒業式は、第1部と第2部に分かれています。第1部は「卒業証書授与式」,第2部は「表現:よろこびのことばと歌」です。第1部の卒業証書授与式は対面形式です。校長先生から卒業証書を授与されたあと,握手で校長先生に「決意」を述べます。卒業生は,今の気持ちを身体一杯の表現で述べてくれました。

 第二部の「よろこびのことばと歌」は,うれしの総合活動(総合的な学習の時間)の集団表現活動領域に属します。卒業生と 4・5 年生が,ことばと歌で思い出をつづります。ことばも歌も身体一杯の表現をしました。その表現内での挿入歌の内 4曲は,子どもたちと作詞作曲したものです。また,教員からの贈る歌も教員でつくりました。ですから,本校では卒業式の「練習」とはよばず,卒業式の「学習」とよんでいるのです。

 このように書くとどこでもある呼びかけのように思われるかもしれませんが、ミュージカルとはいかないまでも舞台とその下のかなり広いフロアーを使って身体を思い切り使っての表現活動です。6年生にとっては6年間の学びの集大成としての自分たちの思いを表現する場となります。

 子どもたちには,小学校での「学び」を生かしつつ,中学校でも活躍してくれることを願っています。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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