2009.03.09
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生活習慣の違い??三つ子の魂百までも??

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

出勤中、車の中でラジオをを聞いていたら、リスナーの方からのお話しとしてご主人の癖が結婚後いくら言っても直らないなんて話を紹介していました。多分その日の話題は、癖に関するものだったように記憶しています。ラジオのパーソナリティの男性は、生活習慣や育った環境の違いがあるのでそんなことはよくありますね。余り目くじらを立てないでといった話をしていたように思います。 私はそれを聴きながら思わず相づちを打っていました。

 夕食を食べているとき、時折妻から食事のマナーについて指摘を受けることがあります。
最近では、娘たちも同じように私に言ってきます。「四半世紀、毎日食事のときにお願いしているのに未だに子どもの頃の癖がなおらない。」とぼやいている妻のことが目に浮かんできました。どっちでも良いじゃないと思うこともあるのですが、よくよく考えてみると「ごもっとも自分には悪い癖が付いているなこれからは直そう」と真剣に思うこともよくあります。でもまた同じ指摘を受けている自分がいます。(^^)/

 確かに生活習慣の違いや育った環境の違いでそれぞれの価値観が違うのでお互い尊重すべきことはあるのでしょう。例えば、カレーライスの具とご飯の関係、ご飯の横にきれいに盛って少しずつ端から食べていく派、ご飯の上にドバーとかけるかかけなくても混ぜながら食べる派双方の主張があるでしょう?

 私の場合そんなこともあるのですが、やはり男の子3人をよく言えば、余り物事を気にしない性格、悪く言えばおおざっぱな性格の母がほったらかしで育てたことによって生じたマナーの悪さです。それを直そうと志してから25年あまりが過ぎました。ある程度は改善したのですが、ふっと気を抜くと再現しているのです。びっくりです。

 結論、子どもの時に身についた習慣って大人になってもなおらないことが多いのです。つまり、お母様、お父様方、決して厳しく育てる必要はないですが、この時期の子育てを大切にしてほしいなと思います。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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