2009.02.11
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私の「朝読」実践法

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

「みんなでやる 毎日やる 好きな本でよい ただ読むだけ」

今や全国の学校に広がりを見せている朝の読書の「4原則」と言われているものです。

山陽女子中学・高校では朝の読書を始めたのは1998年。今年で12年目を迎えます。今ではすっかり定着し、「学校の始まりは読書から」というのが「当たり前」の日常になっています。

私が担任を持った最初の数年、毎日の朝の読書は内心ヒヤヒヤものでした。「今日は何人の生徒が本を持ってきているだろうか?」「本を持たない生徒にどう声かけしようか?」
始業チャイムが鳴ってもなかなか席につかない元気な生徒もいるクラスを受け持つことが多かったので、朝の読書の実施にも一苦労でした。

今から4年前、そんな未熟な私に「司書教諭」の分掌が回ってきました。朝の読書を「推進・指導」する仕事です。自分のクラスも満足に「朝読」できない私に果たして務まるのだろうかという不安もありましたが、先輩教員や図書館司書の先生の助けを借り、なんとか2年間仕事をすることができました。

そして2年間の司書教諭で私のクラスの朝の読書が変わりました。司書教諭の仕事を通じて、朝の読書についての本格的な勉強をすることによって、はじめて自分自身、朝の読書の意義を知ったのです。そう、それは冒頭に書いた「4原則」。これを担任教師が信念を持って1年間やりきればクラス全員本を開くようになると。

今まで、私は「いかに生徒に本を読ませるか」にこだわっていました。しかし、それは「隣のクラスはちゃんとできてるのに!」と形にこだわっていただけなのかもしれません。そのような半端な気持ちを生徒はすぐに見抜きます。そこで発想の転換。「自分も本に没頭できる環境を作る」というのを目標にしてみました。これが私なりの「4原則」の実践にしようと決めました。

自分の読書に生徒たちを巻き込もうと、私の読んだ本はクラスの本棚に入れておきます。すると、翌日誰かがその本を手にしています。そこから共通の本を読んだ者同士のブックトークが始まります。

今、私は1ヶ月に2冊のペースで朝の読書の時間に本を読みます。始業チャイムと同時に黙って担任教師が本を読み始める。これが「普通」になってしまえば朝の読書が1日のうちで一番心落ち着く時間と感じるようになります。

さて、次はどんな本を読んでみましょうかね?

写真は山陽女子中学・高校図書館。
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野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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