2009.01.16
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頑張れ、受験生。

津田塾大学 国際関係学科4年 おおうみ のぼる

日本の学校で、英語の授業とは
英文を文法に即して訳したり
単語の意味を覚えたり
といった作業が大半だ、
とよく言われます。

★ ★ ★

大学で、色々な教授法を学んだ私も
塾で生徒に言うのは
「主語、動詞をとってね!」
「文法に忠実に訳すのよ!」
「こんな意訳、必要ないでしょ!
そのまま訳したって変な日本語にはならないんだから!」
などなど。
私が教えているのは
試験をパスするための「受験英語」なのです。
そして「受験英語」において
短時間で要領よく読むことはとても重要です。

★ ★ ★

さて、ここに高校受験を控えた生徒が一人。
志望校の過去問を読み、すがるような目で私を見ています。

生徒A「先生、あの……」
わたし「どうしたの?」
生徒A「この単語、わからないんですけど」

その単語とは……

George

わたし「ジョージだよ。
    大文字で始まっているから固有名詞だね。
    それはわかった?」
生徒A「うん、でも、発音がわからなくて」
わたし「そんなの、Gさんでいいんだよ」

文法知識って素晴らしい。
発音がわからなくても、動じることなかれ。

おおうみ のぼる(おおうみ のぼる)

津田塾大学 国際関係学科4年
2005年4月、自転車サークル「なかよしさいくる」に入会。同年6月、文芸サークル「無知の知」を創設、現会長。 書くことに自分勝手な塾講師。

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