2009.01.14
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学園はひとつ――校種の垣根を越えて

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

年末に学園全体(幼稚園、中学校、高校、短大、大学)の教職員研修会が行われました。他の学園の理事長を講師に迎えての基調講演、各校所属長によるパネルディスカッションなど、盛りだくさんでしたが、今回の研修で特に有意義だったのが、異なる校種の先生方をシャッフルしてグループを作り、ディスカッションし、発表するという企画です。

以前のエッセイで書きましたが、昨年夏の研修では「学園の教職員が一枚岩にならなければならない」ということが確認されました。しかし、幼稚園から大学までとなると200名近くの教職員がいて、校種が違えばほとんど顔を合わすこともありません。そのため、幼稚園は幼稚園だけで、中学・高校は中学・高校だけで、短大・大学は短大・大学だけで、という雰囲気があり、他校種で起こっていることに対して何となくひとごとのような認識を持つ先生方が多かったような気がします。これでは学園が「一枚岩」になることは難しいですね。

ディスカッションの共通テーマは至って単純。「これからの学園のあるべき姿を出す」というもの。結果の発表についても、理事長以下経営陣にしっかり聞いてもらい、良いアイディアであれば即実行に移す(予算をつける!)というもので、各グループ共、かなり活発なものになりました。

定められたディスカッション時間もあっという間にすぎ、話し足りない!というグループ続出でしたが、泣く泣く打ち切り、発表となりました。発表されたすべての先生方のアイディアについて、中学・高校の校長、短大・大学の学長がコメントをつけたことも今までにはない新鮮さがありました。

このディスカッションを通じて、普段、他校種の先生方は学園に対して、どのように考えているのか、ということをお互いよく知ることができたと思います。これからは校種の垣根を越えた様々な企画が実現できるのではないでしょうか?

午後1時にはじまり、終わったのが午後6時過ぎという長い研修会となりましたが、不思議と疲れを感じないものとなりました。人間、前向きなことを本気で考えているときは頑張れるものなのでしょうか。

この研修会の様子は
学校法人山陽学園webページ(http://www.sanyogakuen.net/)の中のニュース第3回教職員研修会(http://www.sanyogakuen.net/news20081225.html)に掲載されています。

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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