2008.12.30
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心理学実験

(株)グリーンメイト・塾講師 坂本 真由美

先日2日間、某大学で「心理学基礎実験」のスクーリングを受けてきました。
受講生は20名弱で、年代もバラバラでした。
初日は朝から18時まで、2日目は朝から15時までと長時間の授業なので、当然
「つまらなかったら時間がもったいないな」
と思っていました。

土・日の昼間、長時間、家を空けるのは、子供が大きくなった今でも気が引けます。
昼食の用意をして、後の家事を夫・娘達に頼み、出かけました♪

実際に授業を受けてみて、非常に興味深い事が多く
同年代の女性とペアを組んで実験に取り組んだりし、
楽しく貴重な経験をした2日間でした。

初日は「錯視図形」・「文脈効果」で同じ文字が違って見えたり
「群化」という錯覚を体感したりしました。
錯視図形は私自身、比較的見た事がある図形が多かったのですが、
その他のものは視覚の不思議さを実感し、
「塾の授業で時間が余った時に取り入れたら楽しそうだな~♪」
と思いました。

その後「反応実験」をしました。
(大学の講師の先生から許可をもらったわけではないので、詳しい実験内容は控えます)
ただ、誰でも感じる事だと思いますが、
「他ごとを考えると反応が鈍くなる事」
を体感しました。
1つの事だけに集中すると反応は「年相応?」でしたが、
他ごとを考えると1,000分の1秒のミリ秒までの測定で顕著に出ました。

2日目の「記憶」の実験では、思っていた以上に情けない結果の連発でした。
こんなはずじゃ・・・こんなはずじゃ・・・と。
これもまた、1つの事に集中すれば、脳みそに残り易く、
あれこれ他ごとを考えると、ものの見事に記憶から消えてしまう事を実感しました。

TV番組で「いくつかの物を少しの時間、記憶して答える」というのを観た事があります。何かの脳トレにも、記憶の問題が、あった気がします。
今回、私が参加した授業は、
それらをゲーム感覚でするのとは違い、
きちんとしたデータを出すとの事で私自身も必死でした。

真剣に「反応」と「記憶」の実験に参加し
上手い表現が見つかりませんが
「今自分の脳みそが頑張っている」のを実感したのは初めてでした。

今まで一生懸命勉強した事が無いわけではありませんが、
短時間集中、短時間集中の実験の繰り返しの中で、
こういう経験は初めてでした。

実験後、脳みそはグッタリしましたが、実験データからの講義もあり
「なるほど~!」
と思う事が多々ありました。
それと
「コンピューターって今はこんなにも進化してるのね~!」
とパソコンの事に疎い私は目から鱗でした!

2日に渡り楽しい心理学実験を受講しましたが、
これを快諾してくれる家族に感謝、感謝です♪

坂本 真由美(さかもと まゆみ)

(株)グリーンメイト・塾講師
19才・18才ふたりの娘を持つ“ママ講師”です。私自身「ほんわか子育て」をしてきました。子育て経験や講師としての経験を活かし、私なりにメッセージを書けたらいいなと思っています。

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