2008.12.15
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ゴールデンランナー賞をめざして

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

本校では、11月上旬より5週間の耐寒訓練を毎朝実施しています。その総仕上げとしてのマラソン大会が12月12日(金)に実施されました。耐寒訓練もマラソン大会も永年実施されており、大会も29回を数えます。各学年の歴代記録の20傑が残っており、その歴代記録を上回る記録つまり歴代トップに与えられるのがゴールデンランナー賞です。また、そこまで行かなくても歴代20傑のなかに食い込めばシルバーランナー賞を与えられるのです。長距離が得意な子どもたちは、日々の練習を積み重ねゴールデンランナー賞やシルバーランナー賞をめざすわけです。29回ですからその価値も子どもたちや保護者にとっても大きくなっています。

 もちろん、それぞれの子どもたちには、それぞれの目標設定をしっかり持たせ、その子たちなりの頑張りが見える形でふり返りをさせたり、記録を返していきながらそれぞれの目標に向かって当日を迎えるようにしています。なので一人ひとりの頑張りは輝いて見えるのです。それぞれが、表情こそ違え大会を終え何か成し遂げたような顔をしているように見えたのは私だけでしょうか?

 ゴールデンやシルバーランナー賞とは別にもう一つの賞を子どもたちはめざして頑張っています。それは、スーパー山つつじっ子賞です。5週間の耐寒訓練を1日も休まずに参加できた子に与えられる賞です。1/2近い子どもたちが今年も該当しました。それに3日までの不参加を許される山つつじっ子賞を合わせるとほとんどの子どもたちが該当していました。子どもたちの中の目標に向かう日々の姿の1つの形として現れています。

 先生方の耐寒訓練を実施していくなかでの関わりが、子どもの姿として現れます。そう言った意味で、本校の先生方は実によく頑張っておられると思います。(身びいきかもしれませんが・・)

 それにしても年々、交通量等が増え田舎の学校だと思っていたのですが、安全に5週間耐寒訓練(訓練中も校外に出る日を設定しています。)を続けることが困難な状況も増えています。地域の方々の理解を得ながらこれからも長く続けたい行事です。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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