2008.12.01
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師走の声が聞こえてきました。

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

 師走の声が聞こえてきました。学校の教員が師走の師にあたるのかどうかわかりませんが12月になると懇談や学期末処理等々教師の多忙感は増していきます。かく言う私もここにきて大忙しです。何かしら締め切りにおわれているのです。ごめんなさいですめばいいのですがそういう訳にはいきません。
 私が忙しいのは教務という仕事のせいかもしれませんが、単に事務処理能力がないような気もします。常にバタバタしているのがなさけないのですが・・。ある人は、私のような人間対して先を読め、3倍速で仕事をこなせなんていうかもしれません。
 自分では先読んでいます。でも学校というのは、どんどん予期せぬ事態が起こります。その処理に追われている自分がいます。予期していた仕事は、手の空いたときにするのです。子どもたち相手です。子どもを大切にやっていくことを基本にしています。
 毎年ですがこの時期1月末にある研究発表大会に向けて事務局の仕事が並行してありますので、それもまた多忙な季節がきたなと年中行事のように思います。
 私は教務ですので、裏方に徹して先生方が良い授業が出来る環境を整えていければと思っています。本校先生方は、毎日夜中の12時近くまで頑張ってしまいます。それもより良い授業をと願いから来るものです。体をこわさないようにと祈るばかりです。

 実は前置きを書いていたのですが、結構長くなってしまいましたし、愚痴になってしまいました。う~ん、しっかりしなければというのが前置きの結論です。
 
 本題は、大学の講義に行ってきました。生活科の小学校実践を伝えるために3回分の講義をすることになって。今日ははその2回目です。200名を前にしての講義です。勝手が違うので戸惑ってしまうのですが、そんな場面にいながら自分は小学校の教員だと実感してしまいます。大学の講義は90分なのですが、自分の体は45分で授業するようにインプットされているようで、昨年度担当したときは、時間を余らせそうになり困ってしまったのを思い出しました。今年は、結構段取りして90分授業を何とかこなしています。

 200名いても彼らに指名したり、寝ている子がいると注意をしてしまいそうな自分がいたりとそんな自分を見ている自分が思わず笑っていました。今日はブレークタイムの意味で、みなさんに何も見ないで、アリとトンボとクモを書いてもらいました。
結構楽しい絵がありました。さすが大学生、リアルなのがあったり、漫画チックなのがあったりと楽しい時間を過ごしました。小学生1,2年生だと本当にいろいろなイメージの絵が描かれて、普段よく知っているつもりのものでも結構かけないことがわかってそれをきっかけに子どもたちの探求心が深まることも多く見られるのです。
 みなさんは、どんなアリやトンボ、クモが描けますか?アリとハチの区別はつきますか?トンボの羽はどこから?クモの足のかずは?体はいくつにわかれてる?なんて結構おもしろいですよ。今日は余分な話が長くなってすみません。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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