2008.10.24
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「生徒の目線」とは・・・?

津田塾大学 国際関係学科4年 おおうみ のぼる

電車の中でばったり生徒に会いました。
彼女は小学生で、電車で通学しています。
「あ、先生!」
と呼びかけられ、私もびっくり。
お互い塾に行く途中だったので、一緒に行くことにしました。

★ ★ ★

彼女はいろんな話をしてくれました。
学校での出来事、家族で出掛けたこと、習い事の話etc...
コメディアン顔負けの巧みなトークに、私は何度も大笑いしました。
あっという間に最寄り駅に到着。
駅から塾へ向かう道中も、彼女は話に夢中でした。

★ ★ ★

ところで
その界隈は道幅が狭く、車が多いのに信号もありません。
私一人なら、多少強引にでも道を横断しますが
生徒と一緒では、そうはいきません。

そのとき私は、自分に注がれる視線に気付きました。
生徒が見ているのは車や歩行者ではなく
話相手の私だったのです。

★ ★ ★

教えるときには「生徒の目線に立つ」ことを意識します。
学校の先生や家族のように、生活そのものを生徒と共に過ごす場合
これはとても骨の折れることなのだなと感じました。

おおうみ のぼる(おおうみ のぼる)

津田塾大学 国際関係学科4年
2005年4月、自転車サークル「なかよしさいくる」に入会。同年6月、文芸サークル「無知の知」を創設、現会長。 書くことに自分勝手な塾講師。

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