2008.10.14
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

後期スタート  給食費火の車

東京都 栄養教諭 宮鍋 和子

後期スタート

今日は、後期始業式です。
10日の3時間目に終業式をおこない、そのまま6時間目まで授業。
14日月曜日の朝礼の際に始業式もやってしまうという、なんとも強引な式典。

給食回数の関係と授業時数確保の思惑が一致し、今年度は、終業式、始業式にも給食を実施することに。「給食があるなら普通授業でしょう」ということで両日とも6時間授業。
運動会の練習中なので時数が多い方が助かる先生がいる一方、たった3日の連休で、どれだけ気持ちの切り替えができるのか疑問に思う先生、成績表をもらっても、遅れを取り戻す余裕がないまま後期が始まってしまう子どもを憂う先生、少しは子どもを休ませたい!と心配する先生。2期制についてはいったい誰がきちんと検証し、評価、改善してくれるのか疑問の声が・・・

物価高騰に給食費は火の車。終業式、始業式の2回分、給食がカットになってくれると助かるのになぁとあり得ない期待を寄せていた前期。
食欲の秋!味覚の秋にも関わらず、とにかく“予算”を最優先に考えなくてはいけない今日この頃。
「給食費ないんだよね」そんな声を子どもからかけられると、果物の回数を減らしたり、大きさを小さくしてしまった献立に反省。でも、安全な食材は選んでいるからね!!

運動会の練習疲れのせいか、ごそっと残ってくる日も多くなりました。
せっかく作ったのに・・・という思いと、疲れているからこそしっかり食べて元気になってほしい!!という思いが交錯します。早く、いつものように、子どもたちの健康第一!その上でお金!の順番で献立が立てられるようになってもらいたいものです。

さあ!後期もがんばるぞ!!
DSCF0944.jpg191119.jpg

宮鍋 和子(みやなべ かずこ)

東京都 栄養教諭
定時制高校、聾学校(高・専)、中学校と勤務し、2007年春より小学校に勤務することになりました。学校給食を通して、子どもたちと一緒に、成長できたらと思います。

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop