2008.10.10
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悲しいね、悲しいね

津田塾大学 国際関係学科4年 おおうみ のぼる

先日、夏期講習の慰労会がありました。
そこで
日頃の仕事のやりにくさ・今後の方針etcの話に。

とはいえ
管理職と講師の間には視点の違いが
また
講師同士の間には温度差があって
話を聞く気すらない人もいて
なんというか、不毛、という感じでした。

★ ★ ★

塾ですから、もちろん営利主義なわけで
管理職側が気にするのは「生徒の親」です。
一方、講師の多くは「生徒」に注目します。
だから
二つのベクトルは微妙に食い違います。

講師にもそれぞれ思いがあります。
「とにかく楽しい場をつくる」
   いや、勉強を進めてほしいんですけど~。
「とにかく自信を持たせる」
   熱弁はいいけど、生徒が付いてきてませ~ん。
「問題を解きまくってテクニックをつける」
   理屈のわかってない生徒が続出で~す。
「できない所をとことん潰す」
   押し付けすぎて、生徒がパンク状態で~す。
                             ......etc
色々問題を抱えつつ
各人が生徒への働きかけをしています。
つまり、同じベクトルだけど色合いが違う。

★ ★ ★

一人一人意見が違うのは当たり前です。
しかし、組織として効率的に動くには
皆がある程度納得していないとなりません。
納得するまで話し続けることが、どうしても必要です。
それすらできない現状に、やるせなくなりました。
「対話」なしで、どうして協力体制を整えていけるのでしょう。

★ ★ ★

かく言う私にも、反省点は色々あるわけで
それも含めて課題としていきます。

おおうみ のぼる(おおうみ のぼる)

津田塾大学 国際関係学科4年
2005年4月、自転車サークル「なかよしさいくる」に入会。同年6月、文芸サークル「無知の知」を創設、現会長。 書くことに自分勝手な塾講師。

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