2008.08.13
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全国大会結果報告「広がれ!岡山の歌宝」

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長 野村 泰介

7月23日(水)から25日(木)まで東京のNHKホールなどで行われた第55回NHK杯全国高校放送コンテストに参加してきました。このコンテスト、「放送の甲子園」と呼ばれることもあり、出場することが全国の放送部員のステータスにもなっています。

 山陽女子高校放送部はアナウンス部門、朗読部門、研究発表部門、ラジオドキュメント部門、そして「つれづれ日誌」でも紹介したテレビドキュメント部門の計5部門に参加しました。

 全国大会1日目。各部門とも、全国より選ばれた朗読・アナウンスが約300人、ラジオやテレビのドキュメントが約200作品、それぞれ発表します。この中からそれぞれ40人(作品)に絞られるわけなのですが、この日は発表のみ。結果はまだわかりません。

 翌日朝8時半。会場前でコンテスト大会役員の方がビラを配布します。このビラを少しでも早く手に入れたい大会参加者。そう、このビラには準決勝に進める40人(作品)が書かれているのです。

 紙に自分たちの名前(作品)が書かれていれば準決勝のエントリー場へ、名前(作品)がなければそこでおしまいです。この瞬間、会場前は悲喜こもごもの空気に包まれます。

 私たち山陽女子高校放送部はテレビドキュメント部門は岡山市歌復活の過程を描いた「広がれ!岡山の歌宝」が準決勝のコマを進めることができました。テレビドキュメント準決勝は約400名入るホールで行われます。会場前には長い列ができています。準決勝に集まる作品はどれも厳しい選抜を勝ち抜いてきただけあってどれも秀作揃い。惜しくも進むことのできなかった学校の部員たちもそれらの作品を一目見ようという列なのです。

 私たちの発表が無事終わりました。この日発表した40作品から4作品が翌日の決勝会場で発表されます。この日の夜は部員一同ドキドキでした。

 大会3日目。決勝会場は渋谷のNHKホール。決勝進出校発表は9時30分。しかし、少しでも良い席を確保しようと朝7時頃から行列ができます。実は決勝会場には入場整理券がなければ入ることはできないのですが、それでもむし暑い中並ばなければいけません。私たちは8時から並びました。
 予定時刻の9時30分。ホールの大型スクリーンに決勝進出校が発表されます。毎年のことなのですが、この瞬間の鋭くはりつめた間に心臓がドキドキします。結果は・・・

 残念ながらホールで上映される4作品に残ることはできませんでした。しかし、5位相当の「入選」に選ばれることができました。テレビドキュメント部門での入選は2004年以来4年ぶり。今の現役部員にとっては初めてのことです。

 賞状と楯をもらった部長が一言つぶやきました。
「私たちの努力が形になってうれしい。・・・・でも、本当は決勝会場の舞台に立ちたかった・・・。」

 5位に甘んじないその姿勢、部長は3年生でこの大会で引退なのですが、その言葉を聞いた後輩たちがきっとがんばってくれるでしょう。

野村 泰介(のむら たいすけ)

学校法人山陽学園 山陽女子中学・高等学校広報室長
今年創立125年の女子校の広報を担当しています。岡山市内唯一の女子校として、その特色をアピールできればと思います。

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