2008.07.23
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人事異動について

株式会社内田洋行 教育総合研究所 山田 智之

先日、当社の人事異動発表がありました。
当社は決算の時期が少し変わっていて、7月20日になっています。ですので、このタイミングで人事異動も発表されるわけです。

一般的には決算というと3月末が多いでしょうか。
人事異動もこのタイミングで発表されることがほとんどかと思います。

学校も年度単位で動いていますから、異動の発表も当然年度末。子どもの頃は、地元紙に掲載される先生の異動発表を両親と見たものです。
仲のいい先生が異動になると寂しかったですね。校長先生が変わると、少し緊張したりもしました。

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校長先生と言えば学校のトップです。学校という組織の上に教育委員会があると考えると、校長先生の異動は、企業人的な感覚では部課長級?の人事異動ではないか?と考えました。

部長の方針を決め、経営責任を持つ長が変わるとなると、組織の方針や職場の雰囲気も変わります。学校だと、教育目標や校内研究主題が変わったりするのではないでしょうか。

また、教諭の先生が異動することになれば、転任先の教職員、保護者との人間関係作りに腐心されるであろうことは想像に難くありません。企業で言えば、転勤先の事業所の職員や顧客との人間関係作りをする感じでしょうか。

さらに、学校では持ち上がりで担任をする場合を除いて、毎年受け持つ児童・生徒が変わります。これは例えようがないのですが、毎年新規顧客を担当するようなもので、「お得意様」がいない感じではないか?と想像しています。(実際は学校にとって6年間ないし3年間の「お得意様」なのでしょうが。)

いずれにせよ、民間以上に人事異動が多い先生が、異動する先々でパフォーマンスを発揮している様子を見ると感心してしまいます。

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昔は先生の「異動」について深く考えることはありませんでしたが、今回の自社の人事発表を機に上記のようなことを思った次第です。

それにしても、組織の長である校長先生が急に変わるというのは結構なオオゴトだと思うのですが、学校の先生は数年おきにあるこの事態を、毎回どのように受け止めているのか伺ってみたいところです。

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ちなみ人事異動の結果、私は現部門からの異動はありませんでした。相変わらず拙い文章ですが、引き続きお付き合いのほどよろしくお願い致します。

山田 智之(やまだ ともゆき)

株式会社内田洋行 教育総合研究所
教育の情報化が進められていた99年~を学生時代として過ごしました。「先生をサポートする仕事をしたい」と思い、内田洋行に入社。現在は受託事業、共同研究プロジェクトなどを担当しています。

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