2008.06.30
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学校から海外への扉?

明石市立王子小学校 主幹教諭 原田 幸俊

先日,お休みされた先生の代わりに急遽,英語学習のHRT(ホームルームティーチャー)役で,ALTのネーティブの先生とT.Tで授業を受け持つことになった。元来英語が苦手なのでですが,簡単な会話ならと気軽に引き受けたのですが・・・。はじめの挨拶の場面でHOW are you? とふられぐっと詰まってしまいました。年ですかね~? 子どもたちはすごいですね。難なくこなしているのですから。順応性がいいのでしょうか? 結構耳慣れはしているような気がします。私たちは,どうしても頭で考えてしまいますからね。

 新学習指導要領では,英語が5,6年で登場してきますが,本校では随分前から全学年各クラス週1時間ネイティブの先生とT.Tで英語活動を進めてきています。英語でコミュニケーションをする楽しみであったり,ネイティブのかたがたに抵抗なく接することができたりと結構効果は出てきています。何せ,先の場面では,完全に私は取り残されて学習が進んでいましたから・・・。本校の良いところの一つは,ALTの先生をまじえて週一回授業の進め方を英語部の先生方が打ち合わせを行っていることです。ALTもHRTのそれぞれが主になりながら授業が進めていることがでていることでしょうか。他にもいろいろあるでしょうけれど・・・

 話は,大きく飛ぶのですが,本校には海外からもいろいろなお客様が見学に来られます。この月曜日には,台湾から屏東教育大学附属小学校から7名の先生方の訪問がありました。授業の様子や施設見学の後,本校の概要をプレゼンさせていただいたのですが,とても熱心に時間いっぱい質問をされていました。教育にかける先生方の思いは万国共通ですね。その夜は夕食を取りながら,先方の学校の紹介もあり,国を超えた教育談義に話が弾みました。
 このほか,韓国の学校とも交流がありまし,大学にも沢山の留学生がいます。

 本校のような環境的に海外の方とふれ合う場が整っているところは,そう多くないと考えられますが,いろいろな機会に多文化と触れる機会が多くなっていると考えられます。これからの時代,国際感覚を磨くことが必要だと考えます。子どもたちが多文化に触れることで,国際的な感覚が芽生えてくれたらと思います。

原田 幸俊(はらだ ゆきとし)

明石市立王子小学校 主幹教諭
小学校の低学年の教育に関心があり、細々と研究を続けています。特に生活科や幼少の連携について興味があります。韓国の教育についても低学年教育はいろいろ共通点が多く興味を持っています。

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