2008.05.27
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給食試食会がありました

東京都 栄養教諭 宮鍋 和子

1年生の保護者対象に給食の試食会を行いました。
1年生103名の在籍に対し、52名の保護者から申し込みが・・・。PTAの会長さんを含めて53名。ランチルームのテーブルが最大48名分。さて、どうしたものかと思案しながらも役員さんと相談の結果、全員受け入れることに。

まずは、給食や「食」と子どもの成長についてを紹介。試食後、いただいた質問に答えたり、給食のできるまでをパワーポイントで紹介したりとあっという間の1時間半。「もっと、たっぷり時間をとってお話を伺いたかったぁ」帰りしなそんな声をかけられると、ちょっと、嬉しくなります。(今日の試食会のことを考えると、お腹が痛くなってしかたがなかったのに・・・)

約半分の保護者の方の申し込みと言うのは、とても緊張するものです。すでに何度も試食会を経験されている役員のお母さんからも「こんなに参加が多いのは5年間で初めてです」などと言われると「なにかやっちゃたかなぁ。」「クレームがでたらどうしよう」などと益々ドキドキ感が高まります。

和やかな雰囲気で試食会が終了。第一関門は通過です。「アンケート、後でお持ちします」「お願いします」と笑顔でこたえたものの「何が書いてあるんだろう」「(紹介の中で)なにか、変なこと言わなかったかなぁ」と再び胃の辺りがチクチク・・・

「これ、お願いします」「残菜についての質問がありましたが、どうしているんですか?」
アンケートには新たな質問事項がいくつかと、「子どもにもっとお手伝いをさせます」「食が大切なことがわかりました」「給食のイメージがかわりました」など、こちらが伝えたかったことをしっかりと受け止めていただいた感想がたくさん寄せられていました。第二関門突破!!!!!!
一気に緊張がとれ、疲れが。でも、心地よい疲れです。

「試食会に参加してくれるお母さんはまだいい。それだけ、子どもに関心を持ってくれているのだから。」「本当に話を聞いてほしい親御さんは学校に来てくれない」栄養士仲間の間でもそんな会話をよくします。クレームであれなんであれ、「給食」に関わりを持ってくれることに感謝しなくてはいけないのかなぁと覚悟を決めていた午前中。今は、「食」に対して意識の高い保護者の方が大勢いらっしゃることを知り、とても頼もしく感じながら質問に答えるためのお便りを書ける幸せを感じています。

よ~し!また、がんばるぞ!!

(本校の給食は学校のHPから見ることができます。時々レシピも紹介していますのでお時間がありましたらのぞいてみてください)
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宮鍋 和子(みやなべ かずこ)

東京都 栄養教諭
定時制高校、聾学校(高・専)、中学校と勤務し、2007年春より小学校に勤務することになりました。学校給食を通して、子どもたちと一緒に、成長できたらと思います。

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