夏休みにも授業ができるようになった! 町田市教育委員会 指導主事 喜名朝博 氏
学校選択制度や二学期制の導入など、いま大きなうねりの途上にいる日本の公立小・中学校。そんななか、町田市教育委員会は、この新年度から「町田市公立学校の管理運営に関する規則」を改正した。
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■ 大きな柱は夏期休業日中の授業 「計画がスタートしたのは昨夏。この2月の教育委員会で決定し、新年度の4月から実施となりました。(1)の『夏期休業日中の授業』と、(2)の『二学期制』については各学校の校長先生の判断とし、町田市全域で実施となるのは、(3)の『開校記念日を授業日にする』という一点だけです。今回の改正は、各学校が創意工夫をした特色ある教育課程を編成し、児童・生徒が<生きる力>と<確かな学力>を身につけられるように意図したもので、学校の教育課程編成に際し、選択の幅を広げていただければと思っています」 ■ 教師ひとりひとりの個性と力量が問われる時代 自由度が広がった今回の改正について、教師をはじめとする教育現場の反応は上々。また保護者の反応も良好で、反対意見などは寄せられてないという。 ■ 保護者も変わりゆく学校情報に敏感でなければ… しかし問われるのは、教育現場だけではない。公立学校が変わりゆくなか、保護者も自身の過去に囚われてばかりはいられない。子どもたちが通学しているのは、10年前、20年前、30年前に自分が学生時代を過ごした学校とは違う。いや、違うというより、日本の公立学校は、いまそこから変わろうとしているのだ。 (取材・構成/寺田 薫) |
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