2024.07.05
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新刊『「ふつう」に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり』

「LGBTQ+の子ども」といっても、そのあり方は一人ひとり違います。多様な一人ひとりと丁寧に向き合うためのマインドや、先生ができるほんのちょっとの工夫を集めました。今、ここをきっかけに、「みんなが安心」の教室や学校の在り方を考えてみませんか?

どの子にとっても、居場所になる学級をめざす。

林先生・鈴木先生より

こんにちは。鈴木茂義です。都内の公立小学校で非常勤講師をしています。LGBTQ+のG(ゲイ)であることを、社会的にオープンにして仕事をしています。学びの場.comでは、「小学生にLGBTQを教えたら、予想外の展開が!」で林真未先生に記事にしていただきました。その林先生と、共著で本を書きました。

社会の中でも、教育の中でも、LGBTQ+に関する認知が広がりつつあり、当事者の子どもたちをどうサポートするか、どんなシステムを構築するかという議論が始まっていると感じます。「寄り添う」ことが大切になりますが、私も含め「でも寄り添うって、具体的に何をするの?どんな心持ちでいればいいの?」と迷うこともあると思います。様々な子どもたちとの出会いを思い出しながら、書き進めました。

子どもと常によいコミュニケーションが取れるわけではなく、私自身も試行錯誤の毎日です。中堅教員になっても、そんな感じです。学級経営に苦しんでいたときに出会った「教育相談」「教育カウンセリング」を通して、スキルやマインドが身についたのかも?と考えています。

LGBTQ+を入り口に書かれた本ですが、子どもにかかわる、関心がある方は、どなたでも読める本です。「どんな子どもの中にも強みがある」「解決のヒントが子どもの中にある」「子どもを一人の人格として尊重する」ことを、読者のみなさんと共有できたら嬉しいです。(鈴木茂義)

LGBTQ+でも、発達に偏りがあっても、“普通の”子でも、同じこと。とにかく目の前の子の力になりたい。そんな想いで一所懸命書きました。手にとっていただけたら、この上なく幸せです。(林真未)

目次

はじめに
序章 【対談】先生が「わからない」ままでもいい
第1章 LGBTQ+の子どもたち
第2章 LGBTQ+の子どもたちの声にどう向き合う?
第3章 大きな意味をもつ、先生の「ほんのちょっと」の心がけ
終章 【対談】「ふつう」っていったい何?
おわりに
コラム

新刊『「ふつう」に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり』

著 :林 真未・鈴木 茂義
発行:明治図書出版
定価:2,156円(税込)
仕様:四六判 208頁

文・画像提供:明治図書出版

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