2023.10.11
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新刊『企業ミュージアムへようこそ 上巻: PR資産としての魅力と可能性』

企業やその関係団体が手掛けるミュージアム16施設を紹介した新刊です。郷土学習や社会科見学、総合的な探究の時間等の小中高生の校外学習で利活用できるミュージアムも掲載しています。

電通PRコンサルティング プレスリリースより

企業ミュージアムは、顧客、従業員、取引先、地域住民、さらに研究機関などに対し、社史、企業理念、商品開発背景といったブランドストーリーを伝える、究極のオウンドメディアです。

本書では、企業やその関係団体が手掛けるミュージアム16施設へ、12名の弊社役員および社員がそれぞれ訪問。その役割や機能、PR資産としての魅力と可能性などを、取材・担当者インタビューを通じて考察し、執筆いたしました。

歴史ある企業が、創業者・経営者の信念や従業員の努力のもと、どのように誕生し、発展し、時代に合わせて変化し、現代に継承され、また社会に変革をもたらしてきたのかが一覧できます。

出版に当たり、時事通信社の小林伸年解説委員は、「企業は消費者に支持されて初めて持続可能性を手にする。100年企業の歴史は言い換えれば私たちの歴史なのだ。(中略)100年企業ともなればいずれ劣らぬ大企業であり、保守的な印象を持たれがちだが、初めはどこもスタートアップだったのだ。(中略)歴史を知り、未来へのヒントを得る。企業ミュージアムに着目した本書の今日的意義は大きい」(本書解説より抜粋)と記しています。

また、弊社の牧口は「国内には200を超える企業ミュージアムが存在するといわれています。一企業として営利を追求することの枠を超えて、社会全体への目線を保ち続ける。今回取材を行ったいずれの施設からも、そんな覚悟のようなものが伝わってきました。本書を通じて、企業ミュージアムが持つPR資産としての魅力や可能性を感じ取っていただければ幸いです」と述べています。

なお、下巻は2024年の発行を予定しています。

目次

はじめに(電通PRコンサルティング 代表取締役社長執行役員 牧口征弘)
01 プロローグ コロナ禍で一層存在意義を高める企業ミュージアム
(大正大学地域創生学部・高柳直弥准教授へ牧口がインタビュー)
02 経営資産「企業文化」を可視化する(資生堂企業資料館)
03 貿易大国日本の「海運の歴史」を伝える(日本郵船歴史博物館)
04 PRプロフェッショナルが見て感じた魅力(アドミュージアム東京)
05 印刷産業のコアコンピタンスを伝える(印刷博物館)
06 「経営の神様」の経営観や人生観に触れる(パナソニックミュージアム)
07 未来のビジネスを共創する(Bridgestone Innovation Gallery)
08 プロの矜持とおもてなしの心(まほうびん記念館)
09 未来へ伝える「研究と創造の精神」(トヨタ産業技術記念館)
010 「企業は社会の公器」を実践(INAXライブミュージアム)
011 「手当て」の文化を世界へ伝える(久光製薬ミュージアム)
012 日本近代科学の源流がここに(島津製作所 創業記念資料館)
013 「どうしても親切が第一」という理念(TOTOミュージアム)
014 自らを語らない企業広報(ゼンリンミュージアム)
015 “隠さず、オープンに”という勇気と誠実さ(クロネコヤマトミュージアム)
016 感動体験が創るエンゲージメント(ヤマハ イノベーションロード)
017 創業者精神の伝承と意義(カップヌードルミュージアム(安藤百福発明記念館)大阪池田)
解説 解説―歴史を慈しむ (時事通信解説委員 小林伸年)

新刊『企業ミュージアムへようこそ 上巻: PR資産としての魅力と可能性』

著者:電通PRコンサルティング
発行:時事通信社
定価:1,540円(本体1,400円+税)
仕様:A5判、144ページ、本文4色(カラー)

文・画像提供:電通PRコンサルティング・時事通信出版局

※当記事のすべてのコンテンツ(文・画像等)の無断使用を禁じます。

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