2014.01.23

今年の冬は念願の！？

北海道札幌養護学校　教諭　郡司竜平

ICT3

今年もよろしくお願いします。

すっかり雪に埋もれている札幌からお伝えします。

　今年の冬季休業中は、ついに！？念願の！？内田洋行さんのユビキタス協創広場U-calaでお話をさせていただくことができました。ここでの研修会に参加させていただく度に、「あー、なんてステキな環境なんだ…」と惚れ惚れするような環境設備が整っている会場ですので、いつか機会があれば私も…と思っていた場所です。

この冬のICT関係の研修はトータル３日間でした。１・２日目は、NEXT DAYさん主催の教育の情報化指導者セミナーです。

これは小・中・高校、特別支援学校の主に情報教育等を担当する教員向けの講座でした。さすがに情報教育担当の方々ばかりで内容もハードでしたが、いろいろな方たちと一緒に、今の学校現場に合った形のネットワークのあり方を検討することもできましたし、いろいろな情報を得ることもできました。もちろん、スキルアップの実技も脳みそフル回転でなんとか取り組んできました。

３日目は北海道特別支援教育ICT活用PJさんの情報教育研修会。こちらは、特別支援教育に携わる方々の研修会でした。ここで、お時間をいただいて今年度の実践報告をさせていただきました。待望の？U-calaデビュー？です。

報告内容は、今年度、うちのPJTで取り組んできたiPadを用いた視覚的支援の実際の内容と成果、課題についてです。私自身が取り組んできた内容もそうですが、チームのメンバーが工夫しながら取り組んできた内容も報告させていただきました。短時間での報告でしたので、少しでも多くの実践内容をお伝えしようと思い、画像を中心に説明を加えさせていただきました。こちらでも書かせていただいている体育や音楽、朝の会の様子、加えて、仲間が取り組んでいる日常生活の指導場面での取り組み方、生活単元学習の調理活動、造形活動における個別への支援等、内容が多岐にわたったので、かなり駆け足での報告となりました。

参加された方々に一つでも参考になるものがあれば、との思いでお話しさせていただきましたが、うまく伝わったのかは不安が残るところです…。

報告の最後に受けた質問は、指導・支援の内容についての質問もさることながら、端末の購入、維持管理、校内での連携等についての質問の方が参加者の皆さんのニーズが高かったように感じました。

北海道の特別支援学校には、まだ多くの端末が整備されているところがないように聞いています。参加者の皆さんは、端末の良さは十分に認知されていらっしゃいますので、今後の導入に向けて、そして導入後の維持管理の方法がいまのニーズなのかもしれません。この辺りをもう少し丁寧にお話すればよかったのか…と終わってから反省しているところです。

…ともあれ、U-calaデビュー？することができました…。次の機会をいただけるのかどうかは全く未定ですが、またこのステキな環境で、特別支援教育に携わる方々と一緒に学んでいく機会があるといいなと思います。