2013.01.15

ICT研修会にて。

北海道札幌養護学校　教諭　郡司竜平

　今年もよろしくお願いします。

１／１０は夏にも参加した北海道特別支援ICT活用PJの第10回情報教育研修会に参加してきました。会は第10回と記念すべき会で、代表の方は継続してこの活動を広げていきたいとお話されていました。この研修会はとにかくいろいろな分野の最新のお話を聞くことができるので、できるかぎり参加したいと常々思っています。今回は、文部科学省の調査官から特別支援教育におけるICTの活用について全体の概要をお聞きしたり、特別支援学校におけるアセスメントに基づいた長所活用型の指導におけるICTの活用について具体的な実践をお聞きしたりと本当にためになる内容ばかりでした。休憩時間には、Kinectのセンサーを活用した「エアスイッチ」等の最新の技術開発も見せていただきました。この技術は、肢体不自由などの方への活用が大いに期待できるものでした。口の動き一つを感知して、スイッチが入るというのは、驚きでしたが、これがもう製品化されるレベルまできていることに何より驚きましたし、これによりできることがまた増えると思うと楽しみにもなりました。今後の発表を待ちたいと思います。

　午後からの講座では、windows8の基本操作と各機能について説明を受けながら、実際にワークしました。タッチパネルになったこともそうですが、「スタート」からいろいろとできる機能を実感しながら、いかに子供たちの指導、支援に活かしていけるかをイメージしていました。まだまだ自分のスキルが足りないので、子供たちのツールとして用いるのには、時間がかかりそうです。

　windows８のアクセシビリティについても説明をお聞きしました。この部分もかなり進化してきていると感じましたし、ナビゲーション機能によって視覚からだけではなく、聴覚によっても処理できることが増えることで、子供たちの使える範囲が増えるかもしれないと考えました。

　現状では、現場ではwindows機がメインですから、このOSについてもいまより少しずつ学んでいかなければなりません。いままでのOSと基本的な使い方で変化がありますので、現場で仕事をすることはもちろん、子供たちへの支援を考える際にも新たな視点を持たなければならないかもしれません。

　まずは現場に導入された時にかなりの時間を要して研修していく必要がありそうです。

皆さんのところはどうでしょうか？