2003.11.25
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食欲の秋。文化祭の秋。学びの秋! 服部栄養専門学校 学園祭

学びの場.com読者のみなさんが「学びの場.com特派員」として、レポートするこのコーナー。今回はSKYさんが服部栄養専門学校の学園祭のようすをリポートしてくださいました。

食欲の秋。文化祭の秋。学びの秋! ということで、11月8日、とても気持ちの良い秋晴れの中、服部栄養専門学校(東京都渋谷区千駄ヶ谷5-25-4)の学園祭へ行ってきました。学校長の服部幸應氏は、「料理の鉄人」・「SMAP×SMAP」などのTV番組でもおなじみ。
 学園際の大きなテーマは“食育”です。以前、学びの場.comのインタビューのコーナーで、服部先生が提唱されていたことを、学園祭でどのように発表しているのかが注目されるポイントです。とはいえ、まずはプロを目指す学生の美味しい料理を堪能したいというのが本音です(笑)。

■いきなり長蛇の列!

機関車トーマス君がお出迎え

到着した11時頃には、既に学校入り口から長蛇の列。いきなり入場制限です。こんなに人気だったとは・・うかつでした。個人的には、フランス料理の達人、石鍋シェフの料理講習会に参加したかったところですが、難しいようです。残念。
 ようやく近づいてきた入場口には、そうそうたる食品関係のスポンサーのお祝い花が連ねていて、いわゆる文化祭とはちょっと雰囲気が違います。

■美味しすぎる出展

入場すると、いきなりあちこちから美味しそうな匂いが漂ってきて、お腹がすいてくる~。人でごったがえす中、各階で和食、洋食、ケーキやパン、和菓子などの実演販売のほか、おせち料理やフランス料理など各生徒のテーマに沿った自信作を展示していました。いずれも大人気で、並ぶのも見るのも大変!!

  • 学生の作品 創作日本料理

  • 学生の作品 おせち料理

私は何とか焼きたてのパンをゲットしました。これが感動的に美味い!いやこれは並んだ甲斐がありました。さすがは服部学園!
一方、明治時代~昭和初期の食生活や昭和40~60年の給食を紹介と、未来の食を提案した展示コーナーがあり、懐かしくもあり食について考えさせられるところが多かったです。

  • こんな秋らしい和菓子も

  • お茶会も厳かに催されていました

  • 大人気パンの制作実演販売

■“食育”~食文化を見直そう!

服部先生の講演 とにかくお話好き 盛況でした

午後からは、学園祭のテーマである“食育”について、学校長である服部先生自ら講演がありました。
子どものアレルギー疾患や、保護者や学校のしつけなどの規範意識の問題、日本での現在の食料事情など、問題の多くは日本人が自分たちの食文化をおろそかにしてきてしまった背景からであり、それをもう一度見直し大切にしていこう、という力強い訴えでした。

■学生自らが“食育”を実践

今回の学園祭を訪問して分かったことは、学生自らが“食育”を実践しているということでした。料理に対する取り組みだけでなく、各学生の礼儀がしっかり身についている部分に感心しました。
また学園祭には、保護者やOB・OGだけでなく、「食」というキーワードを基にいろいろな方が集まり交流しているようで、これもすばらしいことだと思いました。

日本の食の最先端を追う学校として、今後も目が話せない存在です。

学びの場特派員:SKY

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