教育エッセイ

教育つれづれ日誌

2009.12.17
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がんばれ理科支援員さん！

栃木県河内郡上三川町立明治小学校　教諭　鷺嶋 優一

　政府の事業仕分けの中で、文科省の事業である「理科支援員等配置事業」が廃止という結果になりました。
　本郷小学校にも、理科支援員さんがおり大活躍しています。なので、仕分けの中での廃止と言う結果は大変残念であり正直ショックです。
　支援員さんにはとても助けていただいており、支援員さんが来てくれるようになって、実際のところいろいろな効果が生まれているのです。例えば次の４つのようなこと

　第1に、理科室や理科準備室がきれいになったこと。今まで手の届かなかったところまで整理整頓してくださいます。
　第2に、実験準備を数多く用意できることで、実験に関われる児童が増えたこと。担任ならば忙しくて3班分しか用意できない実験器具も、支援員さんならば6班分用意できるというようなことです。
　第3に、おとなしい子が、支援員さんならば気軽に話せることもあるということ。その結果、その児童の学習が効果的に行われるのです。
　第4に、専門分野で、助言もいただけると言うこと。薬品の保管方法など教師が知らないことを教えてもらえる。
　
　どうですか。支援員さんは必要でしょう。今がんばっている全国の理科支援員さん。我々教師も応援しています。配置事業の存続に向けてがんばりましょう。

鷺嶋 優一（さぎしま ゆういち）

栃木県河内郡上三川町立明治小学校　教諭
この春、勤務校が変わりました。異動したての新鮮な気持ちをダイレクトにつづりたいと思います。そして「ICTと幸せ」についても小学校教育の視点から考えます。

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