2025.07.15
小4算数~高校数学Ⅰ
『生かす算数・生かす数学シリーズ』
- 作者:
- 公益財団法人 日本教材文化研究財団
- 校種:
- 小学校高学年小学校4年小学校5年小学校6年中学校共通中学校1年中学校2年中学校3年高校1年
- 教科:
- 算数数学
概要
日本教材文化研究財団・元理事長の杉山吉茂先生(東京学芸大学名誉教授)を中心に研究開発を進めてきた「わが国の算数・数学の望ましいカリキュラム構想」(2003年)を具体化すると共に、これからの教科書の作り方、数学の授業のあり方への新しい試みも示した教科書モデルです。
2007年に刊行され、現物は入手困難になったため、PDFで提供いたします。私的な範囲に限ってご利用ください。
2007年に刊行され、現物は入手困難になったため、PDFで提供いたします。私的な範囲に限ってご利用ください。
サンプルイメージ
特色
※目次などの詳細は、日本教材文化研究財団のページをご覧ください。
- 数学を利用する能力と態度の育成
これからは、これまで以上に数学を利用する機会が増え、数学を用いて事象を数理的にとらえ、そこにある問題を適切に処理できる能力と態度を身につけることが欠かせない社会になる。そうした社会では、すべての子どもが数学を活用して現実世界の様々な事象を表現し、その仕組みを解明し、数学を用いて予想したり問題解決を行ったりすることができるような算数・数学教育をすることが求められる。このようなことはこれまでも言われてきたことではあるが、これまでの算数・数学の指導は、まず数学の理解をはかり、技能を習熟させ、そのあと数学を用いて問題を解決させるという形、つまり、数学の理解→応用という形で行なわれてきたが、そのような応用は数学の理解や習熟の程度を試すためと考えられ、数学が役に立つという意識を育てられないできた。
本教科書では、身の回りの問題を数学を用いて解決することを中心にするとともに、数学の有用性が分かるようにするため、まず、解決したい問題を提示し、その解決に必要な数学を学んで問題を解決することを通して、数学を用いることによって問題が解決できたという気持ちが生まれるようにした。
そうしない単元では、数学を学ぶ必然性が分かるような展開を工夫した。 - 教える数学のレベルの向上
身の回りにある問題を数学を用いて解決できるためには、事象を数学的に表現し処理するために必要な三角関数や指数関数などのいろいろな関数、微分・積分の基礎までを身につけていることが必要であると考え、高校1年までにそれらをすべての生徒が学習できるようにした。 - テクノロジーの活用
グラフ電卓やパソコンなどのテクノロジーを適切に活用し、計算などの技能の習熟に必要な時間を少なくすると同時に、これまで処理できなかった計算をしたり、手で書けなかったグラフを描かせたりすることなどによって、解決できる問題の幅を拡げるようにした。 - 単元構成
学習の効率等を考え、単元の構成をこれまでと変えたところがある。たとえば、小学校では、これまで小数と分数の学習は別々の単元で学習してきたが、本教科書シリーズでは、小数と分数を関連づけて学ばせるため、小数と分数を同じ単元で学習させるようにした。
中学校では、これまで方程式と関数は単元が分けられ、方程式→関数の順序であったが、関数の単元の中に方程式を含めて学習できるようにした。
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