2005.12.08
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『できる教師のデジタル仕事術』

教師だからこそ培われる仕事術と、ビジネスパーソンの仕事術。その両方を身につけた教師は鬼に金棒! 私が企業の方々と仕事をした経験から得た仕事術を、ぜひ全国の先生に伝えたい。

教育界の情報化は遅れていると言われています。しかし、国をあげての「教育の情報化」推進により、教師の仕事術もIT化を前提に考えざるを得なくなってきました。
ただでさえ忙しいのにITなんて、とお嘆きの先生方、ITは、上手に活用できれば、授業の質を向上させ、校務の効率化も図れる夢のツールになり得るのです。本書では、いちはやくITを授業に取り入れ、全国的にも活躍されている、「できる教師」たちに仕事術をすべて公開していただきました。きっと、みなさんのお役に立つ仕事術が見つかるはずです。
私は、本書の編集を担当させていただきましたが、編集作業を通じて著者の先生方から、直接仕事術を伝授いただく、という貴重な経験をさせていただきました。著者の先生にいただく原稿が、そのまま仕事術の教科書だったというわけです。教師の方だけでなく、ビジネスパーソンにも役立つ内容だと思います。自信を持ってオススメします!
(学びの場.com編集長 高篠栄子)

目次

第1章 なぜ今「教師」のための「デジタル仕事術」なのか
第2章 3人のできる教師たち 
 CASE1カリスマ授業屋編 佐藤正寿
 CASE2カリスマIT達人編 石原一彦
 CASE3カリスマ管理職 玉置崇
第3章 カリスマ授業屋の仕事術
第4章 カリスマIT達人の仕事術
第5章 カリスマ管理職の仕事術
第6章 すべての教師が「できる教師」になるために
第7章 教育の情報化のために、さらに何が必要か

こんな仕事術を紹介しています!

情報を集める仕事術
情報を整理する仕事術
情報を発信する仕事術
情報を保存する仕事術
人と会う仕事術
人と話し合う仕事術
多くの人に話す仕事術
聞くときの仕事術
授業を創る仕事術
授業の効率を上げる仕事術
授業の質を上げる仕事術
授業を記録する仕事術
授業準備をスピードアップする仕事術
学級事務をスピードアップする仕事術
スケジュール管理の仕事術
プロジェクト・実践をつくる仕事術
プロジェクト・実践を維持する仕事術
プロジェクト・実践をやり切る仕事術
移動中、移動先、すきま時間での仕事術
無意味な会議での仕事術
スランプに陥ったときの仕事術
トラブル、失敗を乗り切る仕事術
人を育てる仕事術
情報環境を整備する仕事術
読書を役立てる仕事術
段取り力をアップする仕事術



著者の先生方

堀田龍也(ほりた たつや)
独立行政法人メディア教育開発センター 研究開発部 助教授。東京大学大学院情報学環客員助教授を併任。1987年より5年間、東京都で小学校教員を務めた後、92年より研究者に転身。富山大学教育学部、静岡大学情報学部等を経て、2005年10月より現職。専門は教育工学、情報教育。特に学校現場における授業の情報化について研究。文部科学省中央教育審議会専門部会委員、「情報教育に関する手引」をはじめとする情報教育関連施策委員を歴任。

玉置 崇(たまおき たかし)
愛知県小牧市立光ヶ丘中学校・校長。専門は数学。ITを活用した学校経営の第一人者。地域・保護者を巻き込んだ学校改革を推進している。そのためのツールとして、学校HPを活用。「学校HPは毎日更新」をモットーに、HPを通じて地域・保護者と積極的にコミュニケーションを図り、学校を核とした地域コミュニティの形成に務めている。

石原一彦(いしはら かずひこ)
滋賀県大津市立藤尾小学校・教諭。情報教育現場において、10年以上にわたり新しいテーマに挑戦し続けている、IT教育実践の第一人者。情報教育カリキュラム・パッケージ「インターネットを正しく安全に使おう」、Eスクエア・プロジェクト「ネット社会の歩き方」など、多くの情報教育カリキュラムを開発するとともに、その成果を講演・論文で頻繁に発表して注目を集めている。

佐藤正寿(さとう まさとし) 
岩手県水沢市立水沢小学校・教諭。ITを活用したオリジナル教材作成・授業実践の第一人者。「授業づくりネットワーク」の中心メンバー。「地域のよさ・日本のよさを伝える授業」を主なテーマに、授業ではオリジナル教材を多数活用。そのユニークな授業づくりには定評があり、テレビ、雑誌などでも多数紹介されている。

『できる教師のデジタル仕事術』

堀田龍也
玉置 崇
石原一彦
佐藤正寿
著 時事通信社

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