教育エッセイ

教育つれづれ日誌

2008.02.15
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漫画、読んでますか

津田塾大学　国際関係学科４年　おおうみ のぼる

私が始めて買った漫画は『幽遊白書』という少年漫画でした。
次に買ったのは『ちびまるこちゃん』。
物語のなかの詩的な部分や哲学のようなものに、強く惹かれていました。
因みに、高校時代は『ベルばら』にハマりました。
ちょっと古いのではとお思いかもしれませんが、私の世代でも、隠れたファンが実は多いのです。
登場人物の格好良さもさることながら、その歴史を直感的に知ることができることも魅力でした。

★　★　★

では、最近、子どもたちが読んでいる漫画はどんなものなのでしょう？
以下は、大学の友人の体験談。
小５の従妹が遊びにきたとき、その子が持ってきた月刊誌を何の気なしに見つけたそうです。
で、開けてびっくり。
これが小学生の読む内容か、とぞっとしたといいます。
想像以上に卑猥だったわけです。

★　★　★

漫画にも規制を設けるべきだという話は昔からありました。
しかし、システムを導入しても、それは容易に子どもの目に触れてしまうと思います。
　だから周囲の大人が監督し、そうした漫画を見せないようにすべきだとする人がいます。
　いや、むしろ、大人は子どもとともにその漫画を読んで、どうしてそれを読んで欲しくないのかを子どもに伝えるべきだという人がいます。
どんな対応をとるにしても、子どもたちの身近な関心事を知らなくてはならないのかもしれません。
それが現状であるのですから。

おおうみ のぼる（おおうみ のぼる）

津田塾大学　国際関係学科４年
2005年4月、自転車サークル「なかよしさいくる」に入会。同年6月、文芸サークル「無知の知」を創設、現会長。 書くことに自分勝手な塾講師。

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