得するお知らせ

研究会・イベント情報

2025.06.29
  • x
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷
東京

素朴概念を踏まえた授業づくりに挑戦しようー英ヨーク大・素朴概念研究を参考に―【ハイブリッド開催】

「授業で先生は教えたけれど、子どもには伝わっていない」この原因は、子どもなりに一定の理解(素朴念・誤報念)があるのに、それとかけ離れた理解をさせるところにあります。どんな素朴概念を子どもが持っているかの研究は、日本でも世界でも取り組まれていますが、まだ先生には余り知られていません。
イギリスのヨーク大学では、11~16歳(に加え新たに7~11歳)の年代での理科学習における素朴概念をリスト化し、それらに対してどう対応すれば効果的か等の教育研究の成果を Best Evidence Sclence Teaching (BEST)として、忙しい教員が気軽に研究に基づいた教材を利用できるようにしています。本会では、その開発を担うヨーク大学のお二人に本年1月、BEST開発の経緯や利用方法などを含め、イギリスの教育の目指す方向について話していただきました。
その後、シンポ参加者等に呼びかけ、「自分の授業をより良く」「日本の理科教育をより良く」したいと50名を超える方々が協力を申し出て、BEST の分析・翻訳のグループを結成。内容の分析と簡易翻訳を進め、たたき台段階になりました。
その中で、BESTを授業に使うには、どこから読み始めると短時間で分かるか、機械翻訳に対応していないところが、かなりあるなど、使ってみたい方に紹介し、一緒に授業づくりを考えることが大切なことが見えてきました。
今回のシンポジウムでは、翻訳内容・分析や利用上のノウハウを紹介すると共に、それを活用したり、発展させたりする試みに挑した方の経験を聞き、授業の中にどう取り込むことができるか、日本のこれまでの研究をもとにした日本版のBEST をどう構築するか、等について議論したいと思います。


6月29 日(日)12:00

――――第1部 13:00-14:30――――
「子どもの素朴概念・誤概念を使って、楽しく分かる授業に挑戦を」滝川 洋二(本会理事長)
「BEST を使った授業と評価一BESTの起源から考える」大野栄三(北海道大学名誉教授)

――――第2部 14:40-15:40――――
化学・地学の概要一BESTの構造や内容、使い方の紹介
化学分野 門倉松雄(本会理事)
地学分野 多賀優(龍谷大学農学部)

――――第3部 15:50-17:20――――
物理・生物・小学校の授業実践(計画・報告)BESTを使って試してみた、こんな風に授業計画を作った
物理分野 伊藤 紀章(北海道岩内高等学校)
生物分野 寺野清明(洛南高等学校・同附属中学校)
小学校 鍛台 裕之(函館市立美原小学校)

――――第4部 17:20-18:00――――
総合討論「BEST を使って授業をどう変えるか、日本版BESTをどう創るか」



シンポジウム終了後も事後視聴できます。

詳細URL https://rikakari20250629.peatix.com/
開催日時 2025年06月29日(日)13時00分~18時00分
主催 NPO法人理科カリキュラムを考える会
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟3階309号室+オンライン
東京都渋谷区代々木神園町3-1
定員 対面80名、オンライン120名
参加費 一般3,000円 本会会員2,000円 学生1,000円
お申し込み方法 Web
※お申し込みの詳細は、上記URLをご覧ください。
お問い合わせ先 理科カリキュラムを考える会事務局 小川慎二郎
E-mail:rikakari.jimu*gmail.com (*を@に置き換えてください)

「得するお知らせ」の最新記事

pagetop