不登校―停滞した親子関係をアップデートする「消極的受容」〜「行ってほしい」と「行かなくてもいいよ」の間で揺れる親だから打開できること

【第１部・講演】「行かなくてもいい」と「やっぱり行ってほしい」という両極の思いに心が揺れ動くのは、親ならば当然のこと。そうして迷いながら、手を尽くしても事態が進展しないとき、一種の諦めの境地に至ることがあります。ところが、この「消極的受容」という状態が、一定の距離を置いて子どもを見る余裕につながり、子どもの警戒心を解き、安心・安全→元気回復→動き出しやすくなるという好循環となっていくことが少なくありません。そこで、「消極的受容の時期の重要性」「そこで親子関係の何が変わり、どんな効果があるのか」、さらに「消極的受容のその先にどんなアプローチが必要になるのか」にまで踏み込んで講演をしていただきます。

【第２部・Ｑ＆Ａ「不登校なんでも相談室」】当研究会に寄せられた悩みや質問からタイムリーな事例をピックアップし、３人の専門家が回答。今回取り上げるのは、ＨＳＣの子との向き合い方、自信のない子への言葉かけ、不登校ときょうだいの問題、つらい記憶（ＰＴＳＤ）を乗り越えるには、発達障害の本人への告知、進路に目を向けようとしない子、通信制に転学後も動き出せない子への対応、など全９問です。

【第１部・講演】不登校―停滞した親子関係をアップデートする「消極的受容」
●講　師：海野　千細（八王子市学校教育部教育指導課心理相談員）
●聞き手：齊藤真沙美（東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授）

【第２部】Ｑ＆Ａ「不登校なんでも相談室」
●回答者：齊藤真沙美（東京女子体育大学・東京女子体育短期大学准教授）
　　　　　小栗　貴弘（跡見学園女子大学心理学部教授）
　　　　　荒井　裕司（登進研代表）

【第３部・個別相談】※30組限定・事前のお申し込みが必要です。
◆個別相談ご希望の方は、ご氏名・ご住所・電話番号、お子さんの学年（または年齢）・性別、ご相談内容（不登校が始まった時期、現在の状況等を400字以内で）をご入力いただき、５月29日（水）までに、登進研ホームページのフォームにてお申込みください。

【参加のお申し込み方法】
◆下記のお問い合わせ先へ電話・メール・ホームページのお申し込みフォームにてお申し込みください。

●ご来場のみなさまには、安心してご参加いただけるよう、感染防止対策には万全を期し、ソーシャルディスタンスに配慮した座席配列になっております。ご理解をいただき、ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。