2014.07.29
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ブロークンウィンドウ理論

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和

夏休みに入りました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

暑さ対策をしっかりとして,体調管理をしながら乗り切ります。

 

ブロークンウィンドウ理論

建物の窓が壊れているのを放っておくと,

誰も注意を払っていないというメッセージになってしまい,

そのうち,他の窓もまもなく全て壊される

 

 という環境犯罪学の考え方です。

 窓ガラスが割れた。

 ドアが壊れた。

など,学校ではすぐに修繕に取り組むでしょう。

ほかの場所も壊れてしまうからです。

 

 

子どもたちが目にする教室

 普段使っている教室の破損は,すぐに気がつくのですが,

特別教室や空き教室などになると,特定の先生方しか見ていないこともあり,

なかなか気づかないものです。

 でも傷ついていたり,誰が捨てたのかゴミがあったりすると,

次第に,荒れた状態になってしまうでしょう。

 もしその教室が,普段子どもたちの目につくところや

学校生活の導線の一部にあるのだとしたら……。

 子どもの心に荒れが生じ,学校生活に悪影響を与えていくのでしょう。

 

 

今この時期にお片付け

 だからこの時期にお片付け!

本市では,お盆期間以外は,毎日,何かしらの研修が行われています。

もちろんわたしも,スタッフや講師としてお手伝いをするものから,

一参加者として聴かせてもらう会まであります。

 でも一日,じっくりと校舎内を歩き回ってみましょう。

すると,直した方がいいな。片付けた方がいいな

っていうところが見つかるでしょう。

 本校も今年,みんなで片付けをしています。

全教室の総チェックをお願いし,担当者だけがするのではなく,みんなでやっつけます!(笑)

その際,備品チェックも含めて……。

 

 2学期がすばらしいものになるように,この時期に準備しておきたいです。

 暑いんですが,頑張ります!

 

 

関田 聖和(せきだ きよかず)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。

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