今年度より新聞の活用が多くの教科領域で盛り込まれました。高学年での活用が多くなりますが、低学年でも積極的に活用していきたいと考えております。
今回は国語科の授業で新聞活用を行いました。単元は、「うれしいことば」です。子どもたちがこれまでの生活の中で心に残っているうれしい言葉について考え、友達と交流し合う活動を行いました。
単元の最初に、言葉について取り上げた新聞記事を提示しました。
「ゆめは人に話すとかなうよ」
「しかるよりもほめるようにしよう」
「ゆるすことってたいせつだよ」
など、新聞記事にはいろんな心に残る言葉が取り上げられていることに気づきました。その記事などを参考に子どもたちも心に残るうれしい言葉探しを始めました。
「ありがとう」
「じょうずになったね」
「ごめんね」
「いてくれてうれしいよ」
「いっしょにしようね」
など、気持ちのよくなる言葉がいっぱい集まりました。発表をしたこどもたちもたいへん満足そうでした。今後もぜひ新聞や本などのメディアから心に残るうれしい言葉を探してもらいたいと考えています。
菊池 健一(きくち けんいち)
さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。
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