2008.10.13
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運動会を終えて

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 9月27日に本校の秋季大運動会が開催されました。気持ちのよい秋晴れの中で子どもたちは競技や演技を行うことができました。保護者の方や地域の方にもたくさん参加していただき素晴らしい運動会にすることができました。

 今年度の種目で昨年度までのものと変わったものがいくつかあります。まずは5年生と6年生の徒競走が「全員リレー」になったことです。徒競走はあくまでも個人の競争ですが、リレーはチームで協力して競争するものです。事前の練習を充実し、クラス(チーム)の結束を固める目的でリレーの種目を取り入れました。また、体育授業で学習したバトンパスの練習成果をみせる意味でもリレーをぜひいれていこうということになりました。

 そして、今年度から特別種目として1年生から3年生までの代表児童が「2分間大なわとび」に挑戦する種目を新設しました。鈴谷小では今年度から子どもの体力向上策としてなわとびを中心に取り上げて指導しています。その一環として運動会にも種目として取り入れました。3年生までの各クラス10名ほどの代表児童が一生懸命に2分間なわをとび続けていました。

 運動会を通して感じたことは、特に高学年児童の成長です。5年生と6年生は運動会の競技や演技に参加するだけではなく、各係として運動会を作る仕事も受け持ちます。会場係になりラインを引く子や、種目ごとに用具を急いで出し入れする子や、大声を上げて自分の色の応援をする子・・・など、キラキラ輝く子どもの姿をたくさん見ることができました。担任しているクラスの女の子が1年生のお世話をする姿を見て、普段は子どもっぽいところばかりみせている子も、成長してしっかりとしてきているのだと感じました。

 閉会式にはこの秋一番のきれいな大空が広がりました。まるで、運動会の成功を祝ってくれているようでした。今年度の運動会の結果は青組が優勝でした。黄色組も赤組も一生懸命にがんばっていましたが、青組の元気が少し上回りました。来年はどの色が優勝するか今から楽しみです。

 最後に、運動会に参加していただいた地域の皆様や保護者の皆様、そして子どもたちに「ふるさと音頭」を教えていただいた地域の先生方に御礼を申し上げたいと思います。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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