2008.06.23
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今年もプールの時期がやってきました。

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 今年もプールの時期がやってきました。6月に入り、各学年でプール開きが元気に行われました。本校では体育指導の目標として、卒業するまでに全員の児童が「二重とびができるようになる」「逆上がりができるようになる」そして、「25mを泳げるようになる」ことを掲げています。今年もたくさん泳いで、泳力を伸ばしていってほしいと思っています。

 我が5年生も元気にプール開きを行いました。プールの約束の確認・水慣れ・流れるプールづくり・15m泳ぐ練習・・・というメニューで最初の学習を行いました。児童の中には地域のプールに通っており、かなり泳力がある子もいれば、水に顔をつけるのがやっとの子もいます。次回からは全員での学習の他に泳力別の練習時間も設けて、全員の児童が楽しくしかも確実に泳力を伸ばせるようにしたいと思います。

 昨年度は夏休みに「特別時間」という25m泳げない児童を対象にした水泳教室を行いました。体育部の教員が中心となって、「ドル平」という泳法を取り入れた練習を行い、31人の参加児童の中で13人が25m泳ぐという目標を達成することができました。そして、参加した児童全員が泳力を伸ばすことができ、とても満足そうでした。今年もそんないい表情がたくさん見られたらすばらしいと思っています。

 昨年の「特別時間」で私は、水に顔もつけられない4年生の男の子を中心に指導しました。水泳が苦手にもかかわらず、全4回の教室にすべて参加してがんばってくれました。25mを泳がせてあげることはできなかったのですが、「だるま浮き」で水に浮くことはできるようになりました。
 今年度その児童の担任になったのですが、先日の家庭訪問でその児童が「プールが好きになった」といっていたと聞いてとてもうれしい気持ちになりました。今年のプールでもたくさん泳ぎ方を教えてあげたいと思っています。

 これから暑い夏にかけてプールから児童の元気な声が聞こえてくるのが楽しみです。6年生までに全員の児童が25m泳げるようになることをめざしてがんばっていきたいと思います。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立海老沼小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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