屋外で行う体育にも危険が!?
この状況だとまだまだ分かりませんが、ゴールデンウィーク明けと共に休校が終わる予定の学校が多いと思います。体育についてはどのようにお考えでしょうか?
先日、TVを見ていたら、新型コロナウイルス感染症に関する驚きの事実が判明しました。外で行うウォーキングやランニングは3密にならずに感染しにくいと思い、体育はノーマークでした。しかし、そうではなかったようです。併走する場合は比較的安全なようですが、縦に並んで歩いたり走ったりすると、動いている人の背後に気流(スリップ・ストリーム)が発生するため、通常言われている1.5~2mの距離ではなく、ウォーキングにおいては4.5m、ランニングに対しては10mの距離が必要となるそうです。外で行う体育は、より危険を伴うことが判明したのです。
スポーツスタッキング
競技であれば、体育館に長机を2m間隔に置くことで行うことができます。またタイマーがあれば、小数点以下第3位までが表示されるため、子ども同士が離れていても比較しやすいでしょう。またスタッキング遊びも、高く積み上げて遊んだり、けん玉の真似事をして遊んだりして、一人で遊ぶことが出来るものも多いので、子ども同士が近寄ることなく遊ぶこともできます。
もともとはアメリカの子どもが紙コップを使って遊んでいたことが発祥ですが、100均にあるような紙コップやプラスチックのコップでは摩擦や静電気等で上手くカップ同士が離れてくれないためできないようです。もし導入するならしっかりしたカップがいいようです。興味があるようでしたら、取り入れてみませんか?
「スタッキング遊び」の一例
カップを2つ使ってけん玉のようにして遊ぶ。
・カップを2つ重ねて持つ
・下のカップだけを持ち、上のカップだけを放り投げる
・再び持っているカップで受け取る
※空中で一回転させると難易度が上がり、楽しめます
競技のスポーツスタッキングのやり方は専門サイトの動画で閲覧することができます。下記の関連リンクからどうぞ。
赤堀 達也(あかほり たつや)
旭川大学短期大学部 准教授・元パーソナルストレッチトレーナー・バスケットボールコーチ
幼児体育指導、小学校のスポーツ少年団指導、中学校の部活動指導、高校の体育指導、大学の体育指導及び部活動指導と、全年代の子どものスポーツ及び体育指導の経験を生かし、子どもの運動能力の向上を図る研究を行う。
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