2018.12.10
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子どもの伸びと感謝を文章に ~1ランク昇格!学級通信~(第5回)

12月に入りました。長かった2学期もあと少し。
子どもたちはいろいろな行事を通して、大きな成長を見せているはずです。
12月は「子どもが伸びた」ことを表したいものです。
また、子どもを支えている保護者への感謝も表したいですね。

熊本市立龍田小学校 教諭 笹原 信二

子どもの伸びを表そう

エノラ・ゲイ機長の言葉についての子どもたちの考え

エノラ・ゲイ機長の言葉についての考えを掲載しました

地域によって違うでしょうけど、2学期は運動会や音楽会、学習発表会。学年によっては見学旅行や集団宿泊、修学旅行など、大きな行事をたくさん経験してきました。
直接体験を重ねることで、子どもたちの学びの質がかなり高まっていることでしょう。
写真では、修学旅行のあと「エノラ・ゲイ機長の言葉」が紹介されたので、自分の意見をもち、お互いの意見を話し合い、アドバイスをもらいながら、自分の考えを再構築させた例です。
平和学習を通し、自分が学んできたことを振り返りながら、「ちょっと違う視点」で書かれた記事を題材にして自分の考えを高めようとしています。

具体的に伸びを認めよう

見出しがよくなったことを認めた記事

この学校に勤務していたときは、子どもたちにも私自身も新聞にまとめることをよく行っていました。
最初の頃は、私の学級通信の見出しは、行事名そのものだったり、「がんばった」とか「良くなった」とかの抽象的な言葉だったり、まったく伝わらないものでした。新聞記者の方に、思い切っていていただき、思い切って「斬って」いただきました。
何度も通いながら、自分の通信の見出しを工夫していきました。
教師が変わることで、子どもの作品も変わってきます。
サブ見出しをつけたり、リズムを考えたり、倒置法を使ったり、
工夫が見られてきました。
写真は、その成果を取り上げた例です。




保護者への感謝を言葉に

子どもの伸びを支えてもらうには、保護者の協力がかかせません。
学校で認められたことを、家庭でも認めてもらえれば、子どもたちの自信が強くなります。
おそらく今、2学期末の学級懇談会が行われた頃でしょう。学級懇談会への出席お礼も表しておきましょう。
できれば、どんなことが話題となったのかを書いておくと、「また来たくなる懇談会」になっていきますよ。

笹原 信二(ささはら しんじ)

熊本市立龍田小学校 教諭
37年の教師人生を終えたが、もう少し学びたく再任用の道を選択。過去の経験を生かしつつ、新しいことにもチャレンジしていきたい。

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    長野県大町市立大町南小学校講師・長野県池田町教育支援講師(高瀬中学校学習相談室)・授業ユニバーサルデザイン学会正会員・長野県GIGAスクールサポーター

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