New Education Expo2007 in東京 現地ルポ ~ことば・モノ・空間から探る教育の未来~
New Education Expo2007 in東京が6月7日~9日の3日間、東京ファッションタウンで開催され、教育改革、教育の情報化、サイエンス教育など多様なテーマで講演やセミナー、事例発表が行われた。ここでは現地ルポとして、識者が教育改革の今後を語ったふたつの講演と、最新の教育空間やグッズを提案した展示ゾーンの概要を紹介する。
教育再生会議有識者 小野 元之 氏 |
教育再生会議有識者 陰山 英男 氏 |
会場内の展示スペースでは、教育の情報化などに対応した最新の学習空間を体験できるブースのほか、協賛企業が提案するさまざまな教材・教具の展示も来場者の関心を集めていた。注目度の高かったブースをピックアップして紹介する。 |
職員室
~ICTを取り入れた新しいワークスペース~
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普通教室
~アナログとデジタルが融合する学習空間~
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職員室のブースは、各地で導入が進む校務用PCやネットワーク環境を生かしたワークスペースに。校務の情報化を支えるグループウェアやCMS、情報セキュリティ対策などソフト面の環境整備も合わせて提案した。 | 普通教室ブースでは、通常の黒板に取りつけることで、デジタル教材の提示や操作が可能になるインタラクティブユニットの活用シーンを再現。毎日の授業のなかにICTを自然に取り入れられるツールとして注目を集めていた。 |
理科室
~サイエンスへの興味関心を刺激~
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特別支援教室
~個に応じた支援に役立つグッズに注目~
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ICTのメリットを生かした学習スタイルを提案する理科室のブース。PCやプロジェクターと接続し、観察中の映像を拡大提示して共有できるデジタル顕微鏡などが、理科の授業をより楽しく、わかりやすくしてくれそうだ。 | 個別のワークシートを細かく整理できるラックや、間仕切りとしても使えるキャスター付きの什器類のほか、見やすい時計や「カチンコ」など子どもの集中力を高めるグッズも紹介。ブースは終日盛況で、現場の関心の高さがうかがえた。 |
UCHIDAS
~学校に必要なあらゆるアイテムが揃う~
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内田洋行教育総合研究所[UERIC]
~学校現場で役立つ情報・教材を提案~
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今年3月にスタートした学校向けカタログ・ネット通販「ウチダス」。教材・教具から文具や事務用品まで10000点におよぶラインアップで、楽しい学校・学級づくりを応援する。 http://www.uchidas.net/shop/ |
[UERIC]では、調査研究やイベントの企画運営、学びの場.comでのコミュニティづくりなど、現場で求められる情報や教材を提案するためのさまざまな活動を展開している。 |
(写真:言美歩/取材・文:栗林俊晴 ※写真の無断使用を禁じます。) |
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