11 学習指導Z 第2次(第11,12時)伝える 広げる
                     (インターネットホームページ発信)
(1)学習目標 
 情報が身の回りで、人間の生活を便利にしている事を知り、情報や情報化社会に興味を持つ。(関心意欲)
 POSシステム仕組みのページを作ることで、情報が物の流通を早く、便利にしていることを知る。(知識理解)
 ホームページ作成を通して、インターネットが世界の人に発信できることを知る。(知識理解)
(2)情報教育上の視点
 自分で取材した材料を生かして、人に伝わるような工夫をしてホームページを作成する(情報活用の実践力)
 学習成果を主体的に表現する活動で、個人に関する情報については扱ってはならない理由を知り、インターネ
 ットに適切な情報や責任ある正しい情報を流そうとする態度を身につける(情報社会に参画する態度)




 
    教科の目標  情意      思考      技能      認知
情報教育の目標 関心・意欲・態度 社会的な思考判断  技能・表現  知識・理解
情報活用の実践力         ◎  
科学的な理解           
参画する態度    ○       
  使用するメディア コンピュータ プレゼンテーションソフト(パワーポイント) 表現ツール(えほんらいたー)
B展開
学習形態 学習活動 指導上の留意点 資料等
一斉





一斉





個別活動
グループ活動












一斉

 
1、インターネットのよさを知る。


 
・もっと広い意見交換のためにホームページが有効なことや、有効 な情報は共有することの大切さを知らせ、ホームページ発信への 意欲を高める。
・学習情報を発信している学校の例を紹介して、自分たちでもやっ てみたいという意欲を高める。




 
  バーコードの仕組みをインターネットで発表しよう  
2、インターネットで発信するときの注意を知る。
・インターネットのしくみ
・個人情報について等

3、お絵かきソフトでホームページを作成する












4、作品の完成をみんなで見合って、学習活動を振り返る。
・簡単にインターネットの仕組みを説明し、世界中とつながり、情 報の共有ができることを知らせたい。
・ここではあまり詳しく説明せず、継続的に理解させていきたい。
※情報発信の際の注意をまとめて示し、作品つくりの注意をしてい きたい。(情報社会に参画する態度)
※著作権表示のために個人名はハンドルネームにすることを伝える。(情報社会に参画する態度)
・各班で分担した内容をコンピュータの画像の作品に仕上げ、教師 が用意したページに貼り付けることでページを作成する
・適切や表現や効果的な表現を賞賛しながら取り組ませる。
※凝った画面構成より、相手に伝わりやすい色使いや内容を中心に 指導していきたい。(情報活用の実践力)
※クイズ形式の質問事項や、物語形式などを取り入れて楽しい制作 活動にしていきたい。(情報活用の実践力)
・作品を集めて、クラスの作品に成る構成にさせていきたい。
・情報モラルについては随時、個別にしていきたい。
・児童の学習ノートを見ながら良いものを載せていけるようにアド バイスしていきたい。
・全員がページのどこかに関われるような配慮をしていきたい。


・色使い、読みやすさなどを相互評価する。
・反響のメールがあったら、その後、随時公開し、インターネット の特性について理解させる。
コンピュータ
パワーポイント




コンピュータ
表現ツール
えほんらいたー













 
(4)授業の様子と指導
 @インターネットの仕組みをプレゼンテーションする
 インターネットの説明をプレゼンテーションで児童に示し、簡単にインターネット概要を知らせる。
※インターネットの説明の主な内容(情報社会に参画する態度の指導)
 コンピュータを線でつないで情報を世界中に発信している。
 インターネットでできること  世界中のホームページが見られる。電子メール(Eメール)がだせる もらえる。 ホームページで発表できる。
 インターネットのいいところ  たくさん仲間ができる。遠くの人と話し合いができる。 詳しい情報がみられる。 自分で発信できる。買い物もできる。
 インターネットの心配なところ 知らないだれかが見ている。情報をほかの目的でつかうことがある。 知らない人からメールがくる。 宣伝のメールがくる。
 学校でのインターネットでは  学校のホームページをつくって流す。 学習のために使う。 インターネットのことを知るために使う。 
                個人情報をいれない(安全のため)。 はっきりとした顔の写真をださない(安全のため)。
 
 Aホームページ作成
児童は各取材先で撮ったデジタルカメラの映像を張り込んだり、実物投影機等で取り込んで作品作りをした。
 
 
 
 
 
 Bページ作成における注意点や指導
【指導1】(著作権表示について)
作成するときには、児童の作品にも著作権があることを指導した。デジタルデータのために他人に勝手に使われていいかどうかを確認する。
その上で勝手に使われないために著作権表示を(ハンドルネームの添付)
指導した。
 学校では個人情報を流さないことになっていることを踏まえ、自分にネットワークで使う名前(ハンドル)を付けるように指導した。
 児童は思い思いの名前を作品のすみには張り付けていた。
 
 
【指導2】(肖像権・個人情報について)
 児童の作品の中に、店員さんの写っている作品を発見した。写真を撮ることを許可してくれたという。しかしインターネット載せることは知らないという話を聞いて、児童に「勝手に写真がインターネット使われていたらどうかな」と訪ねたところ、「今度お店に行って聞いてくる。」という答えを得た。