2015.06.24
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今の時代、人間のコミュニケーションはどうなってしまうの? ~私自身が考えるキーワードで問う~

静岡福祉大学子ども学部 教員 橘田 重男

1.生身の人間の迫力・パワー

バーチャルではない、すごさや面白さ(人間らしさ)

独特な雰囲気を感じ取る(時にはオーラさえ感じる)

生身の人間から感化されたことこそが、自らの人生に生きる(反映する)

実感することが最も説得力がある

 

2.価値観の多様化

豊富(必要過多)な情報社会

自分の関心あることだけに傾倒(没頭)し、個人的に楽しむ(オタク化)

価値観を同じくする人間とは意気投合し、共有する部分のみで、内輪で盛り上がる

逆に、自分にとって不必要なもの・人を回避する(無視する・排除する)

 

3.人間を介さなくても(人間関係を持たなくても)生活できる

人間関係の煩わしさを避けて生活できる社会

引きこもり・フリーターの蔓延(濃密な人間関係がなくても生活できてしまう)

自分にとっての「ストレス」をはなから引いて回避する

 

4.その「煩わしい人間関係」こそ人間が生きていく上で重要な要素

人間関係を如何に上手く構築していくか(人眼関係を前向きに生かせる)

様々な価値観を持つ人間に如何に対応し、「心地よい関係」を築いていくか

その人の持つ価値観を受け入れる(認める)「度量」(人間的器の大きさ)が問われる

無理に価値観を受け入れる必要も否定する必要もないが、語り合い、コミュニケーションを図ることが重要

自分の考え・思いをいかにして理解してもらうような「もがく」経験も生きる糧となる

 

5.かつての社会とは変化している

近所付き合い(自治会活動・地域行事など)の軽視・簡素化

ゆとりの喪失(精神的・時間的)で最低限の関わり

祭り・忘新年会などの地域行事そのものが楽しみであった時代ではない

 

6.自己都合の優先

公的なものより自分のやりたいことを最優先する

咎める気持ち・申し訳なさを感じない

公共性・モラルの喪失に発展する

 

→どうしていったら良いのか・・・

 今後、改めて考えてみたい

橘田 重男(きった しげお)

小学校25年、短期大学幼児教育学科5年勤務後、現職。ライフワーク:ユーモアの感覚、シンガーソングライター:ナンジャモンジャ、走歴34年長距離ランナー(現在、壮年ジョッガー)。所属学会:日本笑い学会・日本子ども学会・日本保育学会他。

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