小中一貫で独自に「在り方生き方」領域を設定 ~総合と特活を統合、教科等との関連も図る ―船橋市立若松小・中学校「小中一貫教育公開研究会」より― 前編
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地域をよく知り、
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地域の人々の思いが伝わる発表方法を考える![]() 「今日は、地域の方々の思いを発表に生かそう、ということで発表の内容を考えてみましょう」 ![]() 「在り方生き方」では、各学年でテーマを設定している。9年間を3期に分けた第II期(小学校第5学年~中学校第1学年)の最終学年である中1のテーマは「地域を愛する」。地域学習は小3・4の社会科でも行っているが、国土や世界に視野が広がった小5・6を経た後で再度、地域を振り返り、自分も地域の一員であることを気付かせた上で中2以降の学習活動を深めたいという願いも込められている。 |
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「短冊」を使って構成を考える この後、白い短冊には発表する内容を、赤い短冊には発表の演出方法を各自書いていき、机の上にどんどん並べていく。それらを班内で相談しながら取捨選択し、並べ替え、発表の構成を磨き上げていく。 ![]() 加藤教諭は作業の途中経過を班ごとに報告させると、あえて厳しい口調で注意を入れる。 ![]() 目標、内容、評価の観点を綿密に計画 若松小・中の「在り方生き方」は、三つの領域(個の内面、個と集団、個と社会)と、七つの内容(1.キャリア、2.自分づくり、3.健康・生命、4.課題の探究、5.コミュニケーション、6.地域社会、7.国際理解)で構成される。各領域と内容を格子状に組み合わせ、それぞれに活動をはめ込むことで9年間のカリキュラムができる。こうした手法は全教科等に共通しており、これにより9年間を見通した計画的な子どもの育成が可能になる、というわけだ。評価の観点としては「自己形成」「人間関係力」「課題設定・解決力」の3点を設定した。 ![]() 今回の単元でも、六つの目標のうち例えば「地域のことを知り、地域と自分のつながりを作る」では「自己形成」の観点で2.の内容、「地域訪問や発表会を通じて地域の方々へ自分の思いを伝えることができる」では「人間関係力」の観点で5.の内容、といったように柱ごとに明確に計画されている。 単元ではウェビングを通して地域への関心を高めた後、青少年健全育成委員など地域を守る人たちの講演を聴いて関心を深め、彼らの思いをどう受け止め、どんな感想を持ったか意見を交換。地域に対する思いにあふれている人たちがいて、自分たちもそうした地域に守られていることに気付かせた上で、団地自治会や商業施設、工場、競馬場などを訪問してインタビューを行ってきた。 ![]() 本時の授業は、そうした地域調査の成果をどうやって発表するかを考えるもの。話し合った内容を記録したワークシートをのぞくと、みな記入欄にびっしり。にぎやかな中で、あっという間に50分が過ぎた。 ![]() 「今回は、楽しく伝えることが目的ではありませんからね」。加藤教諭のこの一言で教室の雰囲気が引き締まっただけでなく、学習の意図も明確に生徒に伝わり、その後の活動も活性化した。授業は生き物であり、ポイントを踏まえた的確な発問には力があることを、改めて感じさせられる瞬間だった。 取材・文:渡辺敦司/写真:言美歩 ※写真の無断使用を禁じます。 |











