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堀田 冒頭で、ICT活用の最初の一歩が大切だというお話がありました。授業でICTを利用した経験のない先生方は、まずどんなことから取り組むべきでしょうか。
皆川 私が行ったアンケート調査では、デジタルよりもアナログの素材のほうが扱いやすいと感じる先生が多かったので、まずは教科書やノートなど手近なアナログ素材を実物投影機やプロジェクタで提示してみることから始めるといいと思います。「素材を大きく映す」という簡単な活用でも、ICTの効果は十分に実感できるはずですから。次のステップは、この分類表なども参考にしながら、授業のどの場面で使うのが効果的か、使いどころを意識しながら活用してみること。その過程で、デジタルコンテンツも試してみるという流れではないでしょうか。
堀田 ひとつ注意してほしいのは、表にある場面すべてで使うわけではないということです。ICTに頼りすぎないというか、授業として子どもの意欲を持続させることに配慮しながら、ポイントをしぼって使うことが大切です。 アナログ素材の提示が活用の入口として適しているのはわかりましたが、そこからデジタルへとスムーズに移行していけるものですか。
皆川 アナログの素材を扱うなかで、使いどころや、こういう提示の仕方がいいというポイントが体感できますから、デジタルコンテンツの使いどころも経験的にわかってくると思います。
堀田 アナログからデジタルへ移るときには、デジタルコンテンツならではの良さを知ってもらうことが大切ですが、先生はどういう説明をされているのですか。
皆川 実際に観察したり体験したりできないものを見せられるというメリットがありますし、手軽さという特長もあります。たとえば校外学習の様子を撮影したデジカメの画像を、次の授業の導入時に提示して活動を想起させるといった使い方も、デジタルだからこそ手軽にできるのです。また、繰り返し見せられることも大きなポイントです。短時間のコンテンツを、見せ方を変えて繰り返し提示することによって定着を図ることができます。
堀田 繰り返し提示できるのはデジタルの強みですね。授業で使いやすいコンテンツが学校に揃っていれば、繰り返し見せながら、少しずつ知識を増やし理解を深めていくといった指導が簡単にできる。そうした質の高いコンテンツと、動画などをクリアに見せられる提示装置が学校にあると、ICT活用はぐっと身近なものになると思います。
皆川 提示した画面に文字を書き込んだり、一部を拡大・縮小したりする機会も多いので、電子情報ボードも便利ですね。 |