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こないだ納戸の整理をしてたら出てきたんですよ、どピンクのカチューシャが。あら誰がこんなのしてたのかしら?と手を進めるとおそろいのピンクのプラ製二等辺三角形のイヤリングが!もうシラをきることもできません。ええ、してました、しかも高校時代(80年代中期)キメ服用でした!と肩をおとして自白の昼下がりでした。親に決定権があった子ども時代はどんなカッコでもべつに恥ずかしくないんですよね。好きこのんでしてた服装が、今見るとどひぇ〜というようなものだった場合が恥ずかしい。高校時代なんて記憶もはっきりしてるし。一人で恥ずかしいのはさびしいので、みんなで思い出してみましょう、今回は「今考えると恥ずかしい、私のイケてたファッション」!
肩パッドにケミカルウォッシュ! さあみんなで思い出そうTHE・今恥ファッション!
今回の投稿から、「今考えると恥ずかしいファッション」、略して「今恥服」を語る上での外せない最重要アイテムは"肩パッド"と"ケミカルウォッシュ(まだらっぽく色が落ちたナゾのジーンズ)"と判明しました。どっちも人間本来の形状ではないシルエットをつくりだすところにインパクトがあるんではないでしょうか。
「今思うと恥ずかしい…というよりナゾなファッション、肩パッド。シャツにもジャケットにも肩パッドが入っていたあの時代、コートなんか着た日には"殿中でござる"状態に。でも当時は平気な顔だったな。(昔から怒りんぼう・30代・女性)」肩パッドはどんどん巨大化していき、末期には赤ん坊の頭大のものまであった記憶が。確かに、重ね着すると"交配期にライバルを威嚇する野生動物のオス"みたいなシルエットになってましたねえ。もしくはデビュー当時の"吉川晃司"でも可。
「ケミカルウォッシュのジーンズほど、『流行ってこわいなあ』と思わせるものはないと思う!あのヘンテコな色あい、まだら染め。さらに私は大きめサイズをロールアップして着る、という暴挙に出てました。(きんぽうげ・30代・女性)」そうそう!ニッカーボッカーみたいな形のジーンズをウェストでギュっと締めて、ロールアップした足元は「バッシューに蛍光色のヒモを通したヤツで決めてました〜。しかも通し方に工夫したりしてた。(きんぽうげ妹・30代・女性)」という時代。ちなみにバッシューとはバスケットシューズの略です。今見ると斬新な略し方ですね。この二大巨頭以外にも、
「肩からハミでるくらいでっかいフリルびらびらの襟がついたブラウス!それを赤とか黄色のトレーナーの襟ぐりから出して着る!高校生当時(80年代初期)の私の勝負服でした!キャー!!(姫りんご・40代)」それに"ポシェット"を斜めがけして完成ですよ。そういえば"ポシェット"って最近言いませんね。何語だったんだろう。「中学時代、真っ赤なスタジャンを愛用。高校時代、『もうあんなの着れないな〜』とか思ってたのに大学で革のスタジャン復活。三巡めがきてももう着ない、と自分に誓います。(いい人・30代・男性)」さらにボディコン、セーラーカラー、キュロットスカート、ピンクハウス(過剰な装飾が特徴のデザイナーズブランド)カラス族(この呼び名がすでに恥ずかしい、全身黒づくめのコーディネート。70年代後期に流行)などなど、20世紀の流行は大人から子どもまで、くまなく恥をかかせることに成功しています。
なんであんなカッコを…自分を問い詰めたい オリジナル系恥ずかしい服装
たとえば、肩パットなら「服についてたんだもん」、ケミカルウォッシュなら「みんな着てたんだもん」という言い訳が可能。ちょっと苦しいけど。しかし、「人と違う服装を!」とがんばった結果、恥ずかしい服装をしちゃってた人は、友人たちと恥ずかしさを共有することもできないわけで。ここでは、そんなオリジナリティあふれる今恥服をご紹介。
「予備校時代がちょうどバンドブームと重なった俺。わざとビリビリに破いたTシャツ、息ができないほどピッチリフィットのブラックジーンズ、ツンツンヘアー(と、当時呼称されてた)で通ってた。よく親が止めなかったなあ。(えのっち・30代・男性)」「映画"フラッシュダンス"にかぶれていた私は、なななんとレオタードを私服に活用してました〜スミマセン。身体にぴっちりのサテンぽいレオタードの上にジョギングパンツ、レッグウォーマーまでつけてました〜〜本当にスミマセン。さらに頭には、スカーフをねじりハチマキみたいに巻いた、今考えても目的のわからない飾りをつけてたんです〜ああ自分のバカバカ。(写真もたくさん残ってるの・40代・女性)」それはつまりリアル版"キャッツアイ"?どうかもうご自分を責めず、手持ちの写真だけでもさっさと処分しましょう。孫子の代まで笑われぬように。「大学時代(80年代中期)Gジャンとかトレーナーとかリュックまで何にでも缶バッジをびっしりつけてました。洗濯前の取り外し、着替えの際の装着に異様に時間をとられたよ。(結局ヒマだったのね・40代・男性)」いましたね、そういう人。全身バッジびっしり、耳なし芳一の経文状態になってるお兄さんを見た記憶が。
しかし20世紀のファッションって極端ですよね。「テイストを取り入れる」とか「〜ふう」とかの思想が皆無で、「とことんやる!」「全身くまなくやる!」。こういう無謀なやる気とバイタリティがバブル経済を作ったんでしょうか。それとも単なる若気の至りでしょうか。
番外編・きっと10年後には恥ずかしくなっている、アノ服装
若気の至りなら今も健在。むしろブレーキは確実にゆるくなっているはず。ここでは、「アンタたち、それ10年後恥ずかしいよ!」という、今の若者の服装をあげてみます!
@頭に白い造花をつける! 4、5年前くらいですか、女子高生が一斉に頭に白い造花のハイビスカスをつけた夏がありました。何かの抵抗運動か赤い羽根募金の変形かと思いましたが、ただの流行でしたね。
A腰ズボン、見せパンツ! 腰ズボンのダボダボ感はケミカルウォッシュジーンズに似てる!見せパンツに関しては、むしろ今恥じろ!と思います。老婆心ながら。
Bスカートにジーンズ重ね着! 「ワンピースに短パン、さらにスパッツ重ね着」のような人まで目撃しました。この過剰さ、ハタから見てるとはっきりと珍妙なのに当事者たちは至極納得している感覚が、肩パッド大流行を思わせます。
細部までぬかりなく恥ずかしく!今恥ファッションの小物使い!
完璧コーディネートには小物、メイク、ヘアスタイルも必須。その結果、昔お洒落さんほど今恥度が高くなる、という図式が完成しております。
「恥ずかしいといえばセーター肩掛け!でっかいセルフレームのメガネとかポーチとか、あのころ(90年代初期)のカッコってテレビディレクターのコスプレみたいだと思う。(鼓田ポン・30代・男性)」「プラスチックのでかい三角とか丸とかのイヤリング。色は真っ赤と真っ黄とかのド原色!20個くらい持ってて、何にでもつけてた。(アイアムサム・30代・女性)」「ぶっとい眉毛にショッキングピンクのアイシャドウ、ソバージュ!!学生時代(80年代初期)、流行の最先端をいくことにかけては自信があったんですが、今はそれがアダに。(奈緒ママ・40代・女性)」
昔の服装が恥ずかしいのって、視覚的にヘンテコ、というのももちろんありますが、当時の「青臭い自分」を思い出すからでもあると思うんです。たとえば私はお洒落に目覚めた中学生時代、「デカフリル襟ブラウスに、家にあったおっさん作業ジャンパーを重ねる」ナゾのコーディネートをしてました。見た目だけでも十分ヘンですが「そろそろお洒落したいけど家族や友人にそれを知られるのは恥ずかしい。フリフリが着たいんだけど、キャラ的に合わない。そうだ、上にこれ着れば万事解決」という幼い葛藤まで詳細に思い出してうわ〜〜ってなるんですよ。大人になってからはそういう心理のカバーも狡猾になってきてるので、ここ数年前の服装を思い出してもたいして恥ずかしくないのかも…って考えるとちょっとさびしい。やっぱり、未来に今を思い出したら恥ずかしい!くらいに生きちゃうほうが、何かと楽しいのかもなあ、と思わぬ結論を得て今回は終了です。
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