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●何かというと「地域、家庭で」というのはちょっと難しい?
学校、家庭、地域は何をするべきか、という議論の中で、
「そろそろ情報教育は情報担当の先生ではなく、安全教育担当のほうでやってくれ、と思いますね。交通安全を教えるのと同じように、情報モラルも教えるべき。でも、そのためには教える方の大人のデジタルデバイドが心配。これだけ社会が進んでいるのに、学校の情報インフラはあまりにも脆弱です」と三橋氏。
学校の現状を聞いて、飯野氏は
「え、そんな状況なんですか。デジタル時代の到来、とか言われて20年以上も経つのに? それでは表現とか創造とか言ってる場合じゃないですよ!」と驚きの声をあげるという一幕も…。
「悪いことをしたら町のおやじが叱るような、そういうことがデジタルの世界でもあっていいと思う。まずは、家庭や地域でデジタル世界のしつけをするべきでは」ベネッセコーポレーションの渡辺氏。
「こういう議論をしていると結局最後には、『地域、家庭で』、とよく言われるのですが、現実味がない。やはり学校が中心になるべき。地域や家庭にまかせると、苦手な家庭や地域は取り残される」と鶴谷氏。
「新しい動きが出るとネガティブに捉われがち。この動きがサスティナブル(持続可能)な動きとなるためには、評価基準も必要だし、ルールや工程表が必要」と山内氏。
新しい社会のルールをこれからどうしていけばいいのか、とますます議論が盛り上がりそうなところでお開きの時間に。
締めくくりに、「提言として、何かキーワードを出しましょうか」と中村氏。子ども、表現、技術、想像力、場、と言葉が出され、それを石戸さんがパソコンに打ち出し即時にスクリーンに表示される。パネラーたちの声をつなぎあわせてできたキャッチフレーズは…
「デジタル時代の 創造・表現を楽しめる 場や技術を 子どもたちに与えよう」
もはや後戻りできないデジタル化の流れ。その流れは、ルールや仕組みができあがるよりも早く、私たちの日常生活の隅々まで広がっている。一方で、いち早くデジタルの自在性、拡張性を直感的に感じ、新しい創造の世界を広げつつある子どもたち。彼らがデジタル社会の闇ではなく、光の部分で活躍できるよう、大人たちは導いていかなければならない。
(取材・構成/学びの場.com 高篠栄子)
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