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■携帯電話
■電子メール
携帯電話を拒否する一方で、インターネットを使った電子メールは許可しています。社会に出れば、いまや業務連絡はメールで来ることは珍しいことではありませんし、海外に居る人とやりとりをする場合にはどうしても必要になるからです。やはり、メールを使ったコミュニケーションは便利ですし、時間や場所を超えて会話ができるというメリットは知っておくべきでしょう。 現在、子供のメールの使い方で問題なのは、到着したメールに対してすぐに返事をしないといけないといった考え方です。この背景には、すぐに返事をしないとシカトしていると思われるのではないかといった不安を感じることがあるからではないでしょうか。なぜそうなるかというと、本当なら声で会話すればいいものを、通話料を抑えるためとか、授業中では声を出せないといった事情があるからメールを使っているという実際があるためだと考えています。声を文字に置き換えただけですから、その場の会話として成り立たないといけない。そんな考え方がどこかにあるのでしょう。授業中でも机の下で携帯電話のキーをたたいている子がいると先生から聞くことがありますが、困ったものです。 そもそも、メールというのはメッセージを蓄積して利用するための道具です。わかりやすく事例で示すと、電話だと相手の都合を考えずに電話に出ることを強要しますが、メールだと到着さえわかれば自分の都合で返事をすることができますよね。つまり、個人宛てに来た情報をためておいて、必要なときに自分の都合で取り出すことができるのです。 パソコンを使ったメールでは、携帯電話のメールと違って、いつでも会話として成り立たせることはとても難しくなります。ですから、最初のうちは子供に対するメールも瞬時に返事が返ってきていましたが、最近では相手もそれをわきまえるようになったようです。うちの子供のほうも、最初はすぐに返事をしないといけないといった考えがあったようですが、最近では夜になってメールをチェックして返事をするということをするようになりました。その意味では、少なくとも一定の成果があったと感じています。
次回は、この「インターネット」を使わせるという部分に話題を振りたいと考えています。有効な情報を得ることが容易になった一方で、未成年が見てはいけないサイトなどに行ってしまうといった経験や、結果としてウィルスに感染したことなどについてお話ししていきましょう。
(イラスト:かわばたとみこ)
(たかはし さとる) 東京生まれ、下町育ち。妻と、高校生の息子、今年中学生になる娘がいる。コンピュータメーカーのシステムエンジニアを経て、現在はインターネット関連企業で広報を担当。マスコミとの交流も多く、情報の取捨選択に関する話題は日常的で、あふれる情報と常に格闘している。これ以上の情報は、子どものプライバシーにもかかわるので、ひみつ。/(^^;