• 教育News 教育界の最もアップデイトな記事
  • 情報ファイル 教育関連の最新情報と旬なプレゼント
  • 授業のヒント 教育現場で即役立つネタやツール集
  • 教育なるほど講座 指導に活用できる教育読み物
  • 教育アイテム通信 教育関連のPRページ
  • New Education Expo 教育イベントNewEducationExpoの関連記事
  • 学びの場掲示板 教育に関する悩み・疑問・意見交流の場
  • 学びの場リサーチ 学びの場.com独自の教育関連調査結果
TOP  > 環境問題の基礎知識
環境問題の基礎知識

オゾン層はなぜ大切か?

オゾン層はなぜ大切か?
 環境問題のひとつに、「オゾン層の破壊」という問題があります。新聞などでよく目にする言葉ですが、では「オゾン層とはどんなものか?」「それが破壊されるとどうして困るのか?」と聞かれると、正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 


 


 




 
 
 
 
 
 












 

 
 
 
 
 
 
 


 

 

 地球上に生物がいるのは、ひとえに太陽のおかげです。太陽から地球に降り注ぐエネルギーが、生命すべてを支えているといっても過言ではありません。しかし、太陽から地球に送られているのは、生物にとって好ましいものだけではありません。太陽光線の中には、人間にとって有害は紫外線も多く含まれています。強い紫外線に当たると、皮膚癌の発生率が高まります。

 ではなぜその有害な紫外線が地表まで届かないかというと、それが「オゾン層」のおかげなのです。オゾンは酸素の原子が3つ結合したもので、通常の空気の中にはほとんど含まれていません。オゾンが作られるのは、地上から20〜30km以上上空の成層圏と呼ばれるところです。このオゾン層があるおかげで、私たちは太陽の強い紫外線から守られているわけです。

 ところが1980年ごろから、南極の上空にオゾンの密度が異常に低いいわばオゾン層の「穴」が開いていることが、人工衛星の観測でわかってきました。
http://www.eoc.nasda.go.jp/guide/images/use/image/rn_10.jpg
(オゾンホールの経年変化図、宇宙開発事業団のページ)

http://jwocky.gsfc.nasa.gov/news/oz_hole_01_02.mpg
(去年と今年のオゾンホールの変化。動画。NASAのページ)

 オゾンの密度が少なくなれば、当然地上に到達する紫外線の量は多くなりますから、夏の海で甲羅干し、なんていう楽しみはできなくなります。現に南極に比較的近いオーストラリアでは、スリップ(長袖の服を着る)、スロップ(紫外線カットのクリームを塗る)、スラップ(帽子をかぶる)、ラップ(サングラスをかける)の4つをスローガンにし、通学する小学生にサングラスをかけるよう指導しているところもあるくらいです。
http://www.sunsmart.com.au/
(オーストラリアの紫外線対策「サン・スマート」のページ)

 このように人間にとって大切なオゾン層が破壊され始めたのは、冷蔵庫やスプレーに使われているフロンが原因でした。フロンは化学的に安定した物質であるため、冷蔵庫やクーラーの冷媒として利用されていました。しかし、この安定した性質が逆にオゾン層の破壊につながってしまったのです。

 スプレーで使われたり、冷蔵庫を壊したときに出るフロンガスは、その安定した性質のため簡単に分解されません。そして何年もかけて大気のはるか上層に運ばれていきます。そこで強い紫外線にさらされるとフロンは分解し、塩素原子を出します。この塩素原子がオゾン層を破壊するのです。

 この問題に対して、1987年にはオゾン層破壊物質を規制するための「モントリオール議定書」が締結されました。そして世界各国でオゾン層を破壊するフロンの製造、使用を減らし、全廃する努力が続けられています。

 しかし、フロンの製造や使用をなくしても、これまで大気中に放出されてしまったフロンを元に戻すことはできません。そうしたフロンは現に今も成層圏まで上がっていき、オゾン層を破壊し続けています。そんなことから、オゾン層の破壊は2010〜2020年にピークをむかえ、北半球ではオゾン層が現在の3分の2になる、という試算もあります。その頃には日本でも、サングラスをかけて小学校に通う子どもの姿が見られるのかもしれません。

 地球上に生物がいるのは、ひとえに太陽のおかげです。太陽から地球に降り注ぐエネルギーが、生命すべてを支えているといっても過言ではありません。しかし、太陽から地球に送られているのは、生物にとって好ましいものだけではありません。太陽光線の中には、人間にとって有害は紫外線も多く含まれています。強い紫外線に当たると、皮膚癌の発生率が高まります。

 ではなぜその有害な紫外線が地表まで届かないかというと、それが「オゾン層」のおかげなのです。オゾンは酸素の原子が3つ結合したもので、通常の空気の中にはほとんど含まれていません。オゾンが作られるのは、地上から20〜30km以上上空の成層圏と呼ばれるところです。
このオゾン層があるおかげで、私たちは太陽の強い紫外線から守られているわけです。

 ところが1980年ごろから、南極の上空にオゾンの密度が異常に低いいわばオゾン層の「穴」が開いていることが、人工衛星の観測でわかってきました。
http://www.eoc.nasda.go.jp/guide/images/use/image/rn_10.jpg
(オゾンホールの経年変化図、宇宙開発事業団のページ)
http://jwocky.gsfc.nasa.gov/news/oz_hole_01_02.mpg
(去年と今年のオゾンホールの変化。動画。NASAのページ)
オゾンの密度が少なくなれば、当然地上に到達する紫外線の量は多くなりますから、夏の海で甲羅干し、なんていう楽しみはできなくなります。現に南極に比較的近いオーストラリアでは、スリップ(長袖の服を着る)、スロップ(紫外線カットのクリームを塗る)、スラップ(帽子をかぶる)、ラップ(サングラスをかける)の4つをスローガンにし、通学する小学生にサングラスをかけるよう指導しているところもあるくらいです。
http://www.sunsmart.com.au/
(オーストラリアの紫外線対策「サン・スマート」のページ)

 このように人間にとって大切なオゾン層が破壊され始めたのは、冷蔵庫やスプレーに使われているフロンが原因でした。フロンは化学的に安定した物質であるため、冷蔵庫やクーラーの冷媒として利用されていました。しかし、この安定した性質が逆にオゾン層の破壊につながってしまったのです。

 スプレーで使われたり、冷蔵庫を壊したときに出るフロンガスは、その安定した性質のため簡単に分解されません。そして何年もかけて大気のはるか上層に運ばれていきます。そこで強い紫外線にさらされるとフロンは分解し、塩素原子を出します。この塩素原子がオゾン層を破壊するのです。

 この問題に対して、1987年にはオゾン層破壊物質を規制するための「モントリオール議定書」が締結されました。そして世界各国でオゾン層を破壊するフロンの製造、使用を減らし、全廃する努力が続けられています。

 しかし、フロンの製造や使用をなくしても、これまで大気中に放出されてしまったフロンを元に戻すことはできません。そうしたフロンは現に今も成層圏まで上がっていき、オゾン層を破壊し続けています。そんなことから、オゾン層の破壊は2010?2020年にピークをむかえ、北半球ではオゾン層が現在の3分の2になる、という試算もあります。その頃には日本でも、サングラスをかけて小学校に通う子供の姿が見られるのかもしれません。

(イラスト:Yoko Tanaka)




20042003 |
生物の国際化は、環境に害を及ぼす (2004/06/11)
天気の異常が異常でなくなる? (2004/05/14)
地上に太陽の火は灯るのか?(核融合発電) (2004/04/16)
ゴミにならず、地球温暖化にもつながらない新素材 (2004/03/12)
宇宙船地球号の定員は? (2004/02/06)
遺伝子組み換えは、バラ色の未来を約束する夢の技術か? (2004/01/16)