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7月のオススメ&新刊情報

7月のオススメ&新刊情報
今月の新刊は『いわいさんちへようこそ!』、『英文法のトリセツ』など!
学びスタッフのオススメ!〜心に残った本、人生の転機となった本…


深い河
遠藤 周作 (著)



神様について考えてみたくなる本です

 この本との出逢いは、もう7年近く前です。中東での紛争が過激になる前、「神様」が日常の生活に深く入り込んでいる人達について知りたくなり、ふと手に取った本でした。深い衝撃を受けて、この本以上のものにはまだ出逢ったことがありません。

 ごく普通のサラリーマンが妻を病気で失って、妻の最後の言葉の「この世界にもう一度必ず生まれ変わって、逢いに行く」という遺言を信じ、亡き妻の生まれ変わりを追い求める男、誰も愛することができない女と落ちこぼれの神父志望の男、人生の孤独を飼っていた鳥にだけ打ち明け、その鳥に命を助けてもらう男、生きるか死ぬかの戦争時代にジャングルの森の中で非道な行いを親友にさせて苦しむ男性、これらの人達が愛を求め、人生の意味を求めてインドにやってくる。聖なる河、ガンジスは大いなる水の流れとともに、人々の罪を浄化し、包み込んでいきます。
 愛、宗教、救いといった人間の根底の部分を描いたお話です。この物語には沢山の宗教が登場しながらも、全ての宗教は異なる道を辿ろうとも同じ目的地に到達するということが暗示されています。
 毎日、テレビで宗教の紛争のある地区についてのニュースを耳にしますが、心を固く閉ざさないためにも、神様について考えてみませんか。


オススメ人
fukasawa 

 教育書〜編集長のナナメ読み!

いわいさんちへようこそ!

 著者の岩井氏は、日本科学未来館や三鷹の森ジブリ美術館の映像展示なども手がけたメディアアーティスト。

 岩井氏は、はじめて授かった娘にどう接していいのかわからない、父親として母親に負けない存在感を示すにはどうすればいいのか(おっぱいという最終兵器を持たない父親の切実な叫びだ)、と悩んだ末、いっしょにオモチャを作って遊ぶ、ということを思いつく。本書は、岩井氏が一人娘ロカちゃんのさまざまなリクエストに答えておもちゃを作り、それを使って二人で遊び、ロカちゃんの発想からさらに遊びを発展させていく……そんな親子の遊びの記録だ。成長とともにロカちゃんもいっしょにおもちゃを作るようになり、岩井氏が「ロカちゃんの作ったもののほうがずっと面白い」と悔しがる様子がほほえましい。へえ、子どもってこういう発想をするんだ、こんなことを面白がるんだ、ということも気づかされる。

 欲しいものは何でも手に入る時代、自分で工夫してモノを作ることの楽しさを体験することはなかなか難しい。だからこそ大人たちがきっかけを作ってあげる必要がある。お父さんお母さんに読んで欲しいのはもちろんだが、学校の先生にも読んで欲しい。

岩井 俊雄 (著)

価格: ¥1,575 (税込)
単行本: 156 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 紀伊國屋書店 ; ISBN: 4314010002 ; (2006/02)

 


基礎編攻略編もよろしく!

英文法のトリセツ 中学レベル完結編

 学生時代は極度の英語アレルギー。ところが大学生の時、家庭教師として中学生に英語を教えるハメになり、上手に教えるために試行錯誤した経験が、「英語ができない」「文法用語からしてわからない」「恥ずかしくてこんな初歩的なこと先生に聞けない」といった、英語嫌いの生徒たちの心をつかみ、今や人気の塾講師、というのが著者の阿川氏の経歴。確かに本書は、文法用語を極力使わず話し言葉で書かれてわかりやすい。

 昨年に既刊の基礎編はすでに10刷のベストセラー。本書は3部作の完結編。中学1〜3年の文法を網羅しているが、大学受験にも通用する内容だとか。しかし念を押しますが、決して難しい内容ではありません。いくら説明しても英語がわからない子をどう指導するかと苦労している先生、大人のやり直し英語にもオススメ!

阿川 イチロヲ (著)

価格: ¥1,575 (税込)
単行本: 359 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: アルク ; ISBN: 4757410190 ; 中学レベル完結編 巻 (2006/05/26)

著者の阿川先生が山口県からわざわざ学びの場.comをお訪ねくださいました! 読者のみなさんのために、トリセツ三部作にサインをいただきました。詳しくは来月のプレゼントコーナーで!
気さくな阿川先生は近所のお兄さんという感じ

子どもに読ませたいオススメ本!

ヘブンショップ
海外児童文学シリーズ ーこの地球を生きる子どもたちー

エイズが猛威をふるうアフリカ・マラウイ。13歳の少女ビンティは、町ではちょっとした有名人。有名私立校に通いながら、ラジオドラマに声優として出演しているのだ。
ある日、ビンティの父親がエイズで亡くなった。そのとたん境遇は一変。兄妹はバラバラになってしまう。親戚から冷遇された末に行き着いた先は、祖母の作ったエイズ孤児の家だった。急激な環境の変化に戸惑いながらも、たくましく生きるビンティ。彼女はやがて、思いやりとやさしさを身につけ、真に生きる意味を見つける。(記事提供:鈴木出版)

デボラ・エリス 作/さくまゆみこ 訳/齋藤木綿子 絵 
定価:1680円(うち消費税 80 円)/対象年齢:小学校高学年から中学生
判型:14.8×21cm/224p
出版社:鈴木出版


いま生きているという冒険

世界を素手で旅し、未知のフィールドを歩き続ける、若き<冒険者>の軌跡。人間をはるかに越えてある自然と地球上のさまざまな人々のいとなみ、あえかに受けつがれる知恵との対峙のなかで、精神の冒険と想像力の旅について静かに問いかける。(記事提供:理論社)
  
石川直樹 著/100%ORANGE・及川賢治 装画
定価1,470円 (本体1,400円+税)/対象年齢:小学校高学年から中学生
判型:四六判/286p
出版社:理論社


扉の国のチコ

ひとりぼっちの女の子・チコが、大好きな望遠鏡でみつけた、ひとつの扉。その向こうには……。チコと旅するもうひとつの世界。仏文学者・巌谷國士と「ねずみくん」の作者がつむぎだす、不思議な物語。(記事提供:ポプラ社)

巌谷國士 文/上野紀子+中江嘉男 絵/中江嘉男 構成
定価: 1,470円 (本体:1,400円)/対象年齢:小学中学年以上向き
判型:29cm x 25cm/38p
出版社:ポプラ社



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